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    4. Syntech Chronos 68 アルミ製HEマグネティックキーボード【レビュー】

    Syntech Chronos 68 アルミ製HEマグネティックキーボード【レビュー】

    2025 12/26
    ガジェット キーボード 磁気スイッチゲーミングキーボード レビュー
    Syntech ピックアップ
    2025年12月26日

    今回は、珍しくマグネティックキーボードの「Syntech Chronos 68」をレビューします。
    普段はメカニカルキーボードを中心に使っているため、磁気式スイッチ搭載のゲーミングキーボードをじっくりレビューするのは、少し新鮮な感じがします。

    ここ1〜2年で、ラピッドトリガー対応のゲーミングキーボードは一気に増え、性能面だけを見れば各社ほぼ横並びの印象。
    最近では、単なるスピードや数値性能だけでなく、打鍵感や打鍵音、スイッチ特性、筐体の質感、ドライバーソフトの使い勝手まで含めた完成度が問われるフェーズに入ってきていると感じます。

    そこで本記事では、普段メカニカルキーボードを使っている視点から、打鍵感や打鍵音を含めた使い心地を中心に、Chronos 68をレビューしていきます。
    なお、公式サイト上では2種類の磁気式スイッチが用意されていますが、日本国内で販売されているのはOutemu Magnetic Sealedスイッチ搭載モデルのみとなっており、今回はその国内流通モデルを使用しています。

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    目次

    主な仕様

    メーカーSyntech
    製品名Chronos 68 Rapid Trigger Magnetic Keyboard
    レイアウトUS ANSI 英語配列
    65% / 68キー
    スイッチ磁気スイッチ
    Outemu Magnetic Sealed
    Gateron Magnetic Jade Pro
    接続方式有線(USB)
    ポーリングレート最大 8000Hz
    レイテンシー約 0.776ms
    アクチュエーション調整0.1mm〜3.5mm(ソフトウェア側で調整可能)
    ラピッドトリガー対応(最短 0.01mm)
    アドバンスキーDKS、Mod Tap、TGL、Snap Key対応
    ソフトウェア専用ドライバー / Webドライバー対応
    ケース素材アルミニウム
    キーキャップPBT(ダブルショット、シャインスルー)
    音響構成3層フォーム(Poron サンドイッチフォーム、IXPE フォーム、Poron ボトムフォーム)
    サイズ(実測値)幅・奥行:約315 × 106.5mm
    高さ:前方 約18.5mm、後方 約28.5mm(ゴム足含む、キーキャップ含まず)
    本体重量約882.5g
    パッケージキーボード本体×1、スタートガイド(カードタイプ)×1、ダストカバー×1、リストレスト×1、交換用スイッチ×4、USBケーブル(A to C)×1、2in1プラー×1、ブラシ×1
    キーボード本体×1、スタートガイド(カードタイプ)×1、ダストカバー×1、リストレスト×1、交換用スイッチ×4、USBケーブル(A to C)×1、2in1プラー×1、ブラシ×1
    キーボード本体×1、スタートガイド(カードタイプ)×1、ダストカバー×1、リストレスト×1、交換用スイッチ×4、USBケーブル(A to C)×1、2in1プラー×1、ブラシ×1
    スタートガイド(カードタイプ)
    スタートガイド(カードタイプ)
    ダストカバー
    後方はUSBケーブルを考慮してカットしてあります

    Syntech Chronos 68 は、ラピッドトリガー対応のマグネティックキーボードとして、ポーリングレート最大8000Hzに対応だったり、現在主流となっているゲーミング機能を一通り備えています。
    ラピッドトリガーは、最短0.01mmまで設定でき、非常に高速な入力が可能となっています。
    また、Snap Tap(SOCD系の移動制御)等にも対応しており、ラピッドトリガーと組み合わせることで、低いアクチュエーション設定時でも誤入力を抑えやすい設計です。

    Syntechは、VR/MRヘッドセットやゲーミングデバイス向けアクセサリーを中心に展開してきたメーカーで、Chronos 68は同社にとって第1弾となるゲーミングキーボード。「スタイルと機能性を無理なく両立させる」というブランドスタンスを掲げており、その考え方がこのキーボードにどう反映されているのかも気になるところです。
    また、公式サイトを確認していたら、G68LPというロープロモデルがあり、CES 2026のポスト画像になっていました。

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    — Syntech (@SyntechOfficial) December 10, 2025

    それでは、次にデザイン面やキースイッチなど打鍵感を紹介して、その後ドライバーソフトの操作性や設定項目の順で見ていきます。
     右下のアイコンから目次を開くことができるので、好きなところから読み進めていただければと思います。

    デザイン・外観

    Chronos 68は、ブラックを基調とした配色のデザインで非常にシンプル。
    フレームはアルミニウム製で、右フロントに小さく入ったSyntechロゴのみという控えめなデザインです。
    その分、RGBバックライトを点灯させたときの印象は大きく変わり、シャインスルーキーキャップと組み合わさった照明効果の美しさが強く印象に残ります。

    内部構造はトレイマウントで、どこかクラシックな雰囲気があり、横から見るとキーキャップとケースの隙間からスイッチが見えるのも特徴です。
    スイッチのトップハウジングが透明なため、バックライト点灯時はこの部分もきれいに発光します。

    背面にはUSB Type-Cポートのみ。有線接続専用のゲーミングキーボードでは、このような構成になっていることが多いです。
    差し込み口はやや大きめに作られており、ケーブルの太さやコネクタ形状をあまり選ばず使える点が好印象でした。
    派手なギミックはありませんが、そのぶん設置時の見た目はスッキリしています。

    アルミニウムの表面処理は、普段使っているメカニカルキーボードのアルマイト仕上げとは少し印象が異なり、ぱっと見ではマットな質感のように見えますが、塗装に近い艶のある質感があります。
    高級感というよりは、実用寄りの落ち着いた仕上げといった印象です。

    アルミニウムの加工・仕上げ処理は公式サイトに記載がなく不明です

    68キーのいわゆる65%レイアウトを採用しています。
    右上に「HOME / DEL」が縦に並ぶ配置は少し珍しいものの、それ以外はオーソドックスなレイアウトです。
    また、方向キーも備えているため、キーリマップは最低限で済みそうです。

    バッククオート(`)/チルダ(~)は Fn + ESC に割り当てられており、このあたりは65%配列としては標準仕様です。

    キーボード上部に3点のインジゲーターランプを搭載しています。

    • 左側:Caps Lock
    • 中央:Fn Lock モード(Fn+Tab)
    • 右側:タイピングモード(Fn+Space)

    Fn Lock モードでは、F1~F12キーを固定することができます。
    固定するというより逆転させると言った方がわかりやすいかもしれません。

    通常時

    Fn Lockモード

    「 1~= 」

    単押し

    「 1~= 」

    「 F1~F12 」

    「 Fn + 1~= 」

    コンビネーション

    「 F1~F12 」

    「 1~= 」

    ここまで解説しておきながらも、通常時「Fn + 1でF1」という入力ができるため、あまり使わないかもしれません。

    タイピングモードにすると、オンボード4(いわゆるレイヤー)に固定することができます。
    オンボード4は、デフォルトで全てのキーがアクチュエーションポイント 2.0mmに設定されているので、ゲーミングとタイピングを使い分けることができます。
    WebドライバーでAPを好みの深さに設定することで、さらに使いやすくなります。

    私の場合は、タイピングモードは誤打のないように、かなり深めに AP 2.8mm に設定しています。

    背面もシンプルなデザインでキックスタンド非搭載。
    この写真を見ると、アルミニウムの塗装や質感が分かりやすいと思います。
    ブラックカラーということもあり、指紋やホコリはやや目立ちやすいため、気になる人はこまめな掃除が必要になりそうです。

    付属品にブラシが同梱されていて、メーカーさんの気遣いが垣間見えます。

    タイピングアングルは、寸法から計算すると「約 5.4°」です。
    フロントの高さは18.5 mmと低めの設計ではあるのもの、慣れるまでは若干角度が足りなく感じるかもしれません。
    Chronos68は、珍しくリストレストが付属しているキーボードなので、慣れるまで補助として使うと便利です。

    シンプルなリストレストは他のキーボードでも使えるので、結構嬉しい特典ですね!

    RGBバックライトとシャインスルーキーキャップ

    全体のデザイン自体は非常にシンプルですが、ケーブルを接続してRGBバックライトを点灯させると印象は一変します。

    この画像のエフェクトが「カラフルクロス」

    シャインスルーキーキャップとの相性が良く、文字の視認性が高いだけでなく、発光そのものも非常にきれい。
    RGBエフェクトはカスタム含め21種類用意されており、どれも美しいものばかり。個人的には上記画像の「カラフルクロス(色とりどり)」が特に好みでした。

    バックライトエフェクトなどは、ドライバーソフトもしくはショートカットで設定できます。

    キーキャップは CherryプロファイルのダブルショットPBT(シャインスルー)。
    フォント周りも整っており、全体的にきれいな仕上がりです。
    厚みは実測で 約1.5〜1.7mm としっかりしていて、指触りはPBTらしいサラサラとした質感で、キーキャップの品質はかなり高めに感じました。

    シャインスルーキーキャップの場合、結構薄めだったりすることも少なくないので、Chronos68のキーキャップはライティング含め高評価ポイント。

    内部構造・静音フォーム

    Chronos 68は、アルミニウムプレート+ケースマウントというクラシカルな構造をベースに、必要最低限ながら効果的な3層フォーム構成を採用しています。

    3層フォーム構成
    • Poron サンドイッチフォーム
    • IXPE フォーム
    • Poron ボトムフォーム
      画像を見てわかるくらい、かなり厚め。ケース底面に配置され、反響音や余計な鳴りをしっかり吸収している。

    ハイエンド機では5層フォーム構成が当たり前になりつつあるので、フォーム量としては少ないと感じてしまうが、実際の打鍵では十分な音響効果が得られており、マグネティックキーボードにありがちな軽く乾いた音になりにくい印象です。

    スタビライザーについての注意点

    一点だけ注意したいのがスタビライザーです。
    ファクトリールブはされているが、ノイズがやや出やすく、プレートとの嵌め込みに軽いガタつきがあります。
    実用上問題になるレベルではありませんが、打鍵音にこだわる場合は「再ルブもしくはスタビライザー交換」も視野に入れた方がいいでしょう。

    キースイッチ(Outemu Magnetic Sealed)

    Outemu Magnetic Sealed Switch
    Gateron Magnetic Jade Pro

    Chronos 68では、用途や好みに応じて2種類のマグネティックキースイッチが用意されています。

    • Outemu Magnetic Sealed Switch
    • Gateron Magnetic Jade Pro

    公式サイトでは両方のスイッチを選択できますが、日本国内で販売されているのは「Outemu Magnetic Sealed Switch搭載モデル」のみです。
    そのため、ここでは両スイッチの仕様を比較しつつ、実際の使用感についてはOutemuを中心にレビューしていきます。

    スイッチ 仕様比較

    ※ 公開されている情報が非常に限られているため、現時点で確認できた範囲の仕様を整理しています

    Outemu Magnetic SealedGateron Magnetic Jade Pro
    タイプリニア(磁気式)リニア(磁気式)
    総ストローク3.5 ± 0.1mm3.5 ± 0.2mm
    初動荷重30 ± 5gf36 ± 5gf
    ボトム荷重55 ± 10gf50 ± 10gf
    磁気式スイッチの特性上、アクチュエーションポイントはソフトウェア側で可変となります。

    Outemu Magnetic Sealed Switchについて

    打鍵感

    • 初動荷重は 約30gf と軽め
    • ボトムは 約55gf とやや重さを感じる

    磁気スイッチは無接点方式なので、良くも悪くもリニア感が強く出ますが、Outemu Magnetic Sealedはメリハリがしっかりとしているタイプ。
    押し始めはスッと軽めに入って、底打ちでは反発力(重さ)があり、しっかり止まる感覚があります。
    普段メカニカルを使っている立場から見ると、キーの戻りは明らかに速く、次の入力までの間が短く感じられます。
    スペック上の数値だけを見ると、単純に後半が重いスイッチだと思ってしまいますが、ストローク全体で見るとJade Proよりも軽く感じるため、ゲーミング用途だけでなく通常タイピングでも使いやすい印象です。

    好みによるので、端的に比較すると、
    少し重いけど平坦なリニア感を求めるなら ⇒ Gateron Magnetic Jade Pro
    軽くてメリハリのある打鍵感を求めるなら ⇒ Outemu Magnetic Sealed

    Outemu Magnetic Sealedは、ボックスステム(防塵構造)を採用したモデルで、キーキャップのグラつきや軸ブレも抑えられています。
    しかし、最新の磁気スイッチは、全体的に精度レベルが上がってきています。Jade Proを標準ラインだとすると、それよりは少し硬めといった具合です。

    打鍵音

    Outemu Magnetic Sealedの打鍵音は、Jade Proよりも低音寄りの「コトコト系」に近い音質です。
    Jade Proはやや高めのトーンで「パチパチ系」なので、打鍵音の印象はかなり異なります。
    ケース内部の音響処理も相まって、マグネティックキーボードの中では比較的落ち着いた音に感じました。

    気になった点と再ルブについて

    ルブ具合を確認すると、ステムガイド部分にうっすら塗られている程度なので、滑らかさはJade Proに一歩及ばず。
    トップアウト時に少しカシャカシャした音が出るのも気になりました。人によっては許容範囲だと思いますが、個人的には気になってしまいました。

    そこで、試しに数個のスイッチを再ルブしてみたところ、ストロークが明らかに滑らかになり、トップアウト音も抑えられるようになりました。
    再ルブする前と後では雲泥の差があり、正直別物レベルです。面倒ですが再ルブすることをオススメします。

    また、構造部分で触れたとおり、スタビライザーもルブし直すか交換することで、キーボード全体の打鍵音がより綺麗にまとまります。

    ドライバーソフトウェア(qmk.top)

    Syntech Chronos 68は、ラピッドトリガーやSnap Tap、アクチュエーション調整など、多くの機能をドライバーソフト上で設定できます。
    実際に使ってみたところ、Chronos 68には2種類のWebドライバーが用意されており、どちらも設定できる項目自体はほぼ同じですが、操作感や分かりやすさに違いがありました。
    (PCにインストールするオフラインアプリもありますが、今回は試していません)

    公式サイトの製品ページからリンクされている「KEYBOARD LABS」。付属のマニュアルでもこちらが紹介されています。

    iotdriver.qmk.top

    こちらはキーボードのショートカットで起動されるWebドライバーです。今回はこちらをメインで紹介します。

    qmk.top

    1つ目の「KEYBOARD LABS」の方は、機能自体は変わらないものの、UIがやや分かりづらく、初見では戸惑いやすい印象があります。
    もう1つが、キーボードの「Fn + HOME」 を押すことでURLが自動入力されて立ち上がる「qmk.top」です。
    こちらを使ってみると、キーリマップなどの基本的な設定は比較的直感的で、個人的にはこちらの方が扱いやすく感じました。

    なお、ラピッドトリガー関連の設定については、どちらのWebドライバーでも共通してやや独特な設定方法になっているので、この点は事前に把握しておいたほうが安心です。
    本記事では、後者の「qmk.top」のWebドライバーを使用して設定していきます。

    「qmk.top」の方が使いやすいが、キーマップ画面を見ると、実は右CTRLキーがありません。使用頻度が低いキーなので問題ないと言えばないが、今後アップデートで修正してほしいです。

    ① ドライバーソフトを初めて使用する場合やドライバーのアップデートがあると、上記のような「ドライバーダウンロード」がポップアップします。
    オンラインのWebドライバーですが、このドライバーをPCにインストールする必要があります。
    ② ドライバーソフトを起動する際には「iot_manager_rs.exeを開きますか?」と出てくるので、バックグラウンドでアプリを開く必要があります。

    Webドライバーではあるものの、PCにドライバー自体をインストールする必要があるので、ハイブリッド的なソフトウェアのようです。

    コンテンツ量が多いので開閉式にしました
     タイトルクリックで各コンテンツが表示されます 

    キーボード設定 ⇒ カスタムキー(キー割り当て等)

     カスタムキーの設定項目

    • 組み合わせキー(3つまでキーを設定可能)
    • マクロ設定
    • 機能(メディアキーやマウス機能)
    • キー無効化

    Webドライバーを開くと、カスタムキーの画面が表示されます。こちらでは上記4項目の設定ができます。
    組み合わせキーのところで、1つだけ割り当てることも可能なので、ここが実質的にキーリマップになります。

    レイヤーについて

    レイヤーは4つ用意されていて、「オンボード1」が通常レイヤー。
    ドライバーで選択したレイヤーが使用できるようになります。

    また、「オンボード4」にタイピングモードが固定されていて、FN + スペースでタイピングモードに切り替え可能。
    もう一度ショートカットを押すと元のレイヤーに戻ります。
    切り替えるとインジゲーターランプの一番右が点灯するため、すぐに認識できてわかりやすいです。

    Chronos 68は、65%レイアウトで右下に方向キーの付いているので、ゲーミングだけでなく普段使いでも違和感なく使用できます。そのため、このタイピングモードはとても便利な機能です。

    キーボード設定 ⇒ 磁気設定(ラピッドトリガー等)

    磁気設定 > ストローク設定

    ストローク設定では、アクチュエーションポイントとデッドゾーン設定、ラピッドトリガーが設定できます。
    「フルストロークRT」にチェックを入れることで0.01mmのラピトリを設定することができます。
    ちなみに、オンボード1の「WASD」については、デフォルトでRTが設定されていました。そのため、開封後すぐにゲームで使ってみることも可能です。
    試しに使ってみてから、自分好みの設定に調整していくということができます。

    「フルストロークRT」の下「再トリガー、リリースのストロークを単独設定」にチェックを入れると、トリガーとリリースそれぞれに設定できるようになります。

    こちらは「RTなし」のストローク設定。デフォルトでRTなしのAP2.0、RP2.8mmに設定されていました。
    こちらのドライバーでは、アクチュエーションポイント 0.1mm~3.3mmに設定可能です。本来はスイッチスペックとしては総トラベル3.5mmのはずですが、ボトム0.2mmがデッドソーン的なソフトウェア制御がされているようです。(もう一つのドライバーでは3.5mmまで設定可能です)

    トリガーとリリースのストロークをそれぞれに設定する場合は、「単独設定」をオンにします。

    デッドソーン設定はトップ・ボトムそれぞれ設定可能

    【磁気設定 > スイッチ設定】

    Outemu Magnetic Sealed、Gateron Magnetic Jade Pro、TTC Magnetoの3種類のスイッチに対応しています。
    スイッチを交換した際には、こちらで設定しておきましょう。
    また、キャリブレーションも忘れずに。

    【磁気設定 > スイッチ設定】

    設定したスイッチの挙動を確認できます。
    ここはストローク設定を設定後に、こちらに画面変遷しないと使えないので少し不便です。もう一つのドライバーソフトのように、ストローク設定と一緒の画面構成になっていると使いやすいかなと思います。

    キーボード設定 ⇒ アドバンスキー(SnapKey等)

    DKS(ダイナミックキーストローク)
    MT(Mod Tap)
    TGL(トグルキー)
    Snap Key

     アドバンスキーの設定項目

    • DKS(ダイナミックキーストローク)
    • MT (Mod Tap)
    • TGL(トグルキー)
    • Snap Key

    Chronos 68のドライバーには、通常のキーリマップとは別に、複数の入力動作や状態を扱える「アドバンスキー設定」が用意されています。
    DKS、MT、TGL、Snap Keyといった設定項目が並び、マグネティックキーボードならではの柔軟な入力制御が可能です。
    他メーカーのハイエンド機種では、さらに独自機能が追加されているケースもありますが、ラピッドトリガーやSnap Tapとあわせて、ゲーミングキーボードとして求められる機能は一通りしっかり押さえられている印象です。

    Mod-Tapについて

    日本語入力の切り替え用キーとしてMTを使いたかったのですが、キー一覧に「漢字・한영」や「無変換/変換」といった項目が用意されていないので、MTで左右ALTに割り当てることはできませんでした。
    そのため、日本語入力の切り替えは
    ・「Ctrl + Space」「Shift + Caps」「Alt + ` (バッククォート)」での切替
    ・「alt-ime-ahk」などの常駐ソフトを併用する
    といった方法を取る必要があります。

    キーボード設定 ⇒ その他(ポーリングレート設定)

    その他ではポーリングレートを設定します。
    基本的に8000HzでOKです。

    Fnレイヤー設定、他

    Fnレイヤー設定
    マクロ設定
    ライト設定
    その他

    Fnレイヤーのカスタムキー設定方法は、初めのキーボード設定と同じ要領で設定できます。
    ただし、設定変更しているキーは緑にハイライトされます。(デフォルトで設定されているものも緑ハイライトです)
    また、システムキーが固定割り当てされている部分は赤でハイライトされていて、こちらは変更不可です。
    Chronos68は方向キーがあるので、そこまでレイヤーを駆使することもないと思うので、よく使うショートカットを設定するくらいかと思います。

    方向キーのFnレイヤーにバックライト設定が割り当てられています。
    他キーボードでも大抵そのようになっていますが、ここはフリーにできるようにしてほしいですね。
    ノートPCのように方向キーのFnレイヤーに「PGUP、PGDN、HOME、END」を割り当てて活用したい場合もあると思います。

    Syntech Chronos 68のメリット・デメリット

    Chronos 68は、構造・スイッチ・ソフトのどれかが極端に尖っているというより、ゲーミング用途に必要な要素をきっちり押さえたタイプ。
    特に構造と音響設計のおかげで、Outemuスイッチも予想以上に打鍵感と打鍵音が整っているのが印象的でした。

    良かった点

    • アルミプレート+ケースマウントで剛性感が高い
      タイピングでもゲームでも土台がしっかりしているため、キーを強めに叩いても筐体がたわみにくく、全体的に安定感のある打鍵。
    • 3層フォームは特にボトムPoronが厚く、音がまとまっている
      フォーム量は必要最低限ですが、実際の効果はしっかり感じられた。反響音や余計な鳴りが抑えられ、打鍵音が散らばりにくいのが良いところ。
    • Outemuスイッチが予想以上で、タイピング用途でも十分な仕上がり
      以前のOutemuにあった粗さは薄れていて、普段メカニカル使用者の目線でもメリハリがありコトコト寄りの良好な打鍵感。
      ※ただしルブは薄めなので、仕上げはデメリットもご覧ください。
    • RT 0.01mm / Snap Tap等の主要なゲーミング機能は一通り揃っている
      ハイエンド機のような独自機能の盛りはないが、ラピッドトリガーやSnap Tapを含め、実用上欲しい機能は過不足なく押さえられている。
    • RGBバックライトがキレイ(シャインスルーキーキャップとの相性◎)
      消灯時はシンプルな見た目ですが、点灯すると印象が一変。発光が非常にキレイで視認性も高く、「光らせてこそ映える」タイプ。

    Syntechとしては第1弾のマグネティックキーボードで、これだけバランスの取れたキーボードに仕上がっているので、今後の後継モデルへの期待が膨らみます!

    気になった点

    • スタビライザーはノイズが出やすく、再ルブ(or交換)推奨
      ルブ自体はされているものの、打鍵時にカチャつきが出ることがあります。音にこだわるなら再ルブもしくは交換まで視野に入れると満足度が上がります。
    • スイッチのルブが薄めで、初期状態だと滑らかさはもう一歩
      ステムガイドにうっすら塗られている程度で、若干滑らかさが足りなかったり、トップアウト音が気になる。試しに再ルブすると改善幅が大きかったので、ポテンシャルは非常に高いスイッチです。
    • ドライバーソフトで日本語入力向けのキー設定できない
      キー一覧に変換/無変換/かな等がないため、日本語環境ではIME切替に工夫が必要です。標準的なCtrl + Space等に寄せるか、alt-ime-ahkなどの常駐ソフト併用が現実的。

    スイッチのルブよりも、まずはスタビライザーをメンテナンスするか交換することを優先したいです。
    スタビライザーの調子が良くなれば、全体的なバランスが取れるので、スイッチのルブは後々ゆっくりでもいいと思います。

    ドライバーソフトについては、新しいドライバーをリリース予定らしいので楽しみですね。

    まとめ

    Syntech Chronos 68を使ってみて、総合すると「ハイエンドの独自機能盛り盛りモデル」ではないものの、「基本性能と打鍵まわりの完成度を無理なく両立されたバランス型」のHEキーボードだと感じました。
    アルミプレート+ケースマウントの剛性感に、厚めの静音フォームが効いていて打鍵音もまとまりやすく、Outemuスイッチも想像以上に「しっかりした打鍵感」なので、ゲーミングから普段使いまでカバーできるマグネティックキーボードです。

    一方で、スイッチのルブは薄めで、再ルブでの改善幅が大きく、ポテンシャルを引き出しやすいタイプなので、手を加えるだけの価値があります。スタビライザーは残念なポイントなので、打鍵音を詰めたい場合は再ルブするか交換を前提に考えると満足度が上がります。

    ドライバー面では日本語環境だとIME切替に工夫が必要な場面はありますが、RT最短0.01mmやSnap Tapなど主要機能は一通り揃っています。これらのポイントを押さえたうえで、剛性感のあるHEキーボードを探している人、RGBも含めて見た目と機能の両立を求める人には、十分に選ぶ価値のある1台だと感じました。

    Syntech Chronos 68 価格情報まとめ

      Syntech公式サイト … ¥28,648【40%OFF ⇒ ¥22,124】

      ビックカメラ(店頭販売、楽天ビック)… 22,800円
      ※ビッグカメラ店頭にデモ機があると思いますので、ぜひ試してみてください。

    ※記事執筆時の価格情報です

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