2026年3月13日からCAMPFIREにてクラウドファンディングがスタートした「FURYCUBE F75 Pro 日本語JIS配列モデル」をレビューします。
昨年から各メーカーでJIS配列モデルのリリースが多く、国内キーボード市場が盛り上がりを見せています。
そんな中でリリースされた FURYCUBE F75 JIS は、6063アルミニウムケースでVIA対応、3WAY接続といった本格的な仕様の75%キーボードです。今回レビューするのはBlueモデルで、電気泳動仕上げの淡いブルーとイエロー・ホワイトのアクセントキーキャップが印象的で、デスクの上を一気にポップで明るい雰囲気にしてくれるデザインです。
Campfireでは、日本語JIS配列モデル(Pro)だけでなく、US ANSI配列モデル(Ultra)も同時にリリースされています。カラバリはそれぞれに2色ずつ用意されています。
F75 Pro JISは、ナビゲーションキーを独立させたセパレートタイプの75%レイアウトを採用しており、誤打することが少なくタイピングしやすい配列です。
また、HMX 葡萄(Citrus Grape)スイッチと半透明+昇華キーキャップの組み合わせにより、見た目の透明感と打鍵の軽やかさを両立しています。
トップから覗くマットな仕上げと、約1600万色のRGBライティングによって、デザイン性とビジュアルの両面で高い完成度を感じさせます。
ここからは、実際の外観や構造、打鍵感を中心に詳しく見ていきます。
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リターン内容
やはりクラウドファンディングということで、かなり割引されています。
これだけの割引価格で購入できるのは、この機会だけだと思います。
Zen65の場合は、日本語配列の方が価格設定が高くなっていましたが、F75の場合は日本語配列の方が若干安い設定です。
「日本語配列=Proモデル」、「英語配列=Ultraモデル」というバージョン違いで、Ultraの方が内部構造の差により上位モデルという位置づけのようです。
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仕様一覧
| 商品名 | FURYCUBE F75 JIS配列 PRO メカニカルキーボード |
|---|---|
| 筐体素材 | 6063アルミニウム合金 |
| カラー | ブルー(電気泳動仕上げ) / ブラック(陽極酸化仕上げ) |
| レイアウト | 75%(日本語JIS配列、ナビゲーションセパレートタイプ) |
| キー数 | 86キー |
| キーキャップ | PBTダブルショット 半透明+ 昇華印刷 Cherryプロファイル |
| スイッチ | HMX Citrus Grape Switch(リニア) |
| ウエイト | フロストガラス + シルク印刷工法 |
| RGB | 約1600万色 RGBライティング 南向き |
| フォーム素材 | PORONプレートフォーム 8x IXPEスイッチパッド PETサウンドパッド 高密度リバウンドフォーム PET絶縁パッド |
| マウント | ガスケットマウント(8個の大型シリコン) |
| プレート | PCプレート(フレックスカット) |
| PCB | 1.2mmフレックスカット、ホットスワップ対応、NKRO対応 |
| バッテリー | 8000mAh |
| スタビライザー | プレートマウント フルPOM素材 |
| OS対応 | Windows / MacOS |
| 接続モード | 3WAY(Type-C有線 + 2.4GHz + BT) ※技適認証あり |
| ソフトウェア | QMK/VIA対応 VIAソフトウェア:https://www.usevia.app/ JSONファイルDL:CAMPFIREプロジェクトページより |
| 寸法(実測) | 326.5 × 139.8mm 高さ:前方20mm、後方37mm(ゴム足含む) |
| 重量(実測) | 1657g |
| タイピング角度 | 約7.0° |
| 内容物 | キーボード×1、2.4GHz USB レシーバー×1、説明書(日本語)×1、USB A to C ケーブル×1、予備スイッチ×2、2in1プラー×1 |
デザイン・日本語配列
FURY CUBE F75のBlueモデルは、透明感のあるブルーとイエロー、ホワイトの配色が印象的なデザイン。
淡く爽やかなカラーリングは夏を感じさせるトーンで、全体的にポップな雰囲気があります。
Rainy75のブルーとはまた違った、可愛らしさと柔らかさを感じさせる色合いです。
ケースは6063アルミ合金をCNC加工したもので、電気泳動仕上げによるマットな質感がとても上品です。
ボトムのフロストガラス+シルクスクリーン印刷ウェイトの質感・カラーも統一されていて高級感があります。

ちなみにタイピングアングルは寸法から計算したところ、約6.9°~7.0°となっています。画像で見てもRainy75とほぼ同じです。
キーボード手前の高さは約20mmと標準的なので、ノーマルプロファイルに慣れている方は大丈夫だと思います。慣れていない方はリストレストを使用した方がいいかもしれません。

外観の構成は、導入でも触れたようにナビゲーションキーを独立させたセパレートタイプ。
最上段Fキー行・メインキー・ナビブロック、アローキーがそれぞれ分離しており、視覚的にも整理された印象。
全体的にゆったりとしたレイアウトバランスです。

下)FURYCUBE F75 日本語JIS配列
日本語配列モデルとして見ると、最下段のキー配置もきれいに揃っており、当たり前ですが記号周りも日本語配列として標準的な配置です。
細部をチェックしてみると、左Shiftキーは2.25UサイズでUS配列と同じ幅になっています。
これにより、当ブログでレビューしているNuPhy Air75 V3 JISやLofree Flow Lite JIS、Mistel MD750 JISで見られた「Z行の0.25U分のズレ」が解消されており、タイピング時の指運びが自然になりました。
この設計は、セパレートタイプのナビゲーションブロックによって、アローキーとの間隔を最適化できたことが大きい要因になっています。

また、右ShiftキーとBackspaceキーが1Uサイズとなっているため、少しキーが遠く感じる場面も。
コンパクトレイアウトならではの設計ですが、ノートパソコン含め日本語配列では普通と言えば普通かもしれません。
スペースバーは4.25Uで分割スペースには対応していませんが、JIS配列はUS ANSI配列より最下段のキーが多いため、そこを活用することでカスタマイズしやすくなります。
ガスケットマウント・静音フォーム
FURYCUBE F75 JIS(Pro) は、英語配列のUltraモデルとは構造が異なるガスケットマウントを採用しています。
Ultraモデルでは12個の円筒ガスケットを搭載していますが、日本語配列モデル(Pro)では、厚みのある四角形のガスケットをPCプレートの上下に4つずつ合計8個配置。
このガスケットは接地面がフラットではなく、凸凹状のカットが入っており、波打つように変形しながら衝撃を吸収します。
Lofree Flow2で採用されている大型ガスケットとも異なり、見た目に例えるなら、シーフードミックスに入っている “分厚いイカの切り身” のような形状。
円筒ガスケットに比べるて弾力性があるようです。
このガスケット構造と組み合わせる形で、1.2mm厚のフレックスカットPCBを採用。
PCB自体にも柔軟性があり、柔らかいPCプレート/大型ガスケットと一体となり、心地よいクッション感のある打鍵感を生み出しています。
剛性の高いアルミ筐体ながら、底打ち感が角張らず、しなやかに沈み込むタイプの打鍵感です。
しっかりと芯がありながらも、 “全体に支えられるような柔軟性” が印象的です。
Rainy75同様に、ちょっと面倒なCapslock下の電源スイッチ。
この構造からも察するに、Rainy75のDNAを色濃く受け継いでいることがわかります。
内部構造は、静音性を高めるための5層フォーム構成となっています。
Rainy75と比較したところ構成自体は同じで、ボトム側PCBフォームの素材が異なります。
- フレックスカットPCプレート(ガスケット装着)
- PORONプレートフォーム
- 8x IXPEスイッチパッド
- PETサウンドパッド
- フレックスカットPCB
- 高密度リバウンドフォーム
- PET絶縁パッド
それぞれの層が異なる密度と役割を持ち、打鍵時の共振や高音ノイズをしっかりと吸収しています。
さらに、フルPOM製のルブ済みスタビライザーが採用されており、大きいL字Enterやスペースバーでもノイズがほとんどありません。
フォームとガスケットの相乗効果によって、全体的にとても静かで上質な打鍵感に仕上がっています。
キーキャップ
FURY CUBE F75 JIS のキーキャップは、標準的なCherryプロファイルで、自然な高さと安定した打鍵感。
そして何より、メインキーの淡い水色の透明感が印象的です。
メインキーはPBT素材のホワイトベースに半透明のダブルショットキーキャップ。この半透明キーキャップはバックライトが柔らかく拡散し、全体に落ち着いた透明感を与えます。
その他のホワイト・イエローキーには昇華印刷PBTを採用しており、素材の違いによる質感のコントラストがあります。
後から気づきましたが、イエローのキーキャップははダブルショットになっていました。


メインキーの刻印は水色にホワイト、かな印字は薄いイエローのフォントでプリントされています。
視認性を保ちながらも主張しすぎず、全体のカラーに自然に溶け込むデザイン。
かな印字は普段ローマ字入力を使う人でも気にならず、かな入力ユーザーにも配慮された海外ブランドらしい気遣いを感じます。
キースイッチ(HMX Citrus Grape)


スペック一覧
| スイッチ名 | HMX Citrus Grape スイッチ |
|---|---|
| タイプ | リニア、5ピン |
| 作動フォース | 45 ± 5 gf |
| プリトラベル | 2.0 ± 0.4 mm |
| 総トラベル | 3.5 ± 0.2 mm |
| ボトムアウト フォース | 52 ± 5 gf |
| 素材 | ステム:POM(ポリアセタール) トップハウジング:PC(ポリカーボネート) ボトムハウジング:ナイロン |
| ルブ | ファクトリールブ済み |
| 耐久性 | 約6,000万回(60M keystrokes) |


打鍵感・打鍵音
FURY CUBE F75 JIS のスイッチは「HMX Citrus Grape(リニア)」が採用されています。
Rainy75に使われていたHMX Violetとスペック・素材構成も近いですが、Citrus Grapeの方が軽い打鍵感になっていると感じます。
Violetは若干反発が強いのに対して、Citrus Grapeはリニア感が強く、接点もほとんど意識せずスッと押せる印象です。
初動はかなり軽く、底打ち直前から少しだけ反発が強くなります。
底打ちは硬すぎず、かといってフワフワもしない感じで、指先に“ストン”と落ち着く感触。
HMXのスイッチはステムの噛み合わせが硬めなので、非常に安定感があります。
そして、大きめのシリコンガスケットの反発が返ってくるような感覚もあり、リズミカルなタイピング感覚を生み出しています。
打鍵音は全体的に硬質で鮮明な印象があります。
Rainy75(HMX Violetモデル)ではパチパチとしたクリアな打鍵音でしたが、F75のCitrus Grapeはどちらかというと硬質なコツコツとした音質で、音量もやや大きめです。
アルミボディらしい明瞭さがありつつも、衝撃や反響がしっかりと抑えられているため、耳に刺さる感じはありません。
全体としては軽くてリズミカル、それでいて芯のある打鍵感です。
スイッチとガスケット構造の相性が良く、自然とタイピングが続けられるキーボードだと感じました。
QMK/VIA
4つのレイヤー があり、Windows用/Mac用で分かれた構成
VIAは、キーボードのキー配列(キーマップ)を自由に変更できるキーマッピングツールです。
ブラウザで使用するWebアプリ「VIA app 」を使うことで、Fnキーや特殊キーの割り当てを自分好みにカスタマイズできます。
JSONファイルを読み込むことでVIA上での設定が可能になります。JSONファイルはCAMPFIREプロジェクトページからダウンロードできます。
また、ダウンロードしたファイルの中にはファームウェアも含まれているので、何か問題がある場合はアップデートをしてみてください。
キーマップ設定方法
VIAの画面は日本語対応していないため最初は戸惑うかもしれませんが、操作方法・設定手順はシンプルなので問題なく扱えます。
- VIAを起動し、「Design」タブでF75のJSONファイルを読み込む
- 対象のキーをクリックして、希望するキー機能に割り当て変更
- その場で即反映されるため、動作を確認しながら調整可能
ただし、F75はVIA対応ながら、Mod-Tapなどの高度な機能には非対応となっています。
そのため、キーの割り当て変更やFnレイヤーの調整を行うツールとしての利用がメインになります。
設定例
- CapsLockを「Ctrl」に変更
- Fnレイヤーに「Delete」や「F1~F12にメディアキーなど」を追加
- 不要なキーを「None」にして誤操作防止
バックライト設定
F75では、バックライト設定はVIA上では制御できませんでした。
ライティング操作はキーボード本体のショートカットキーで行う仕様になっています。
念のため、日本語対応マニュアルの画像を掲載します。
マニュアルには未掲載の項目として、Fnレイヤー「Fn + Backspace」でゲーミングモードのバックライト設定が出来るようです。
まとめ
ここまで紹介してきたように、FURY CUBE F75 JIS は見た目のデザイン要素だけでなく、内部設計までしっかりと作り込まれた日本語配列キーボードでした。言ってみれば、Rainy75の日本語配列モデルのような位置づけだと感じました。
Rainy75の構造を受け継ぎながら、ナビゲーションセパレートタイプを採用し、外観や質感・配列の完成度をさらに高めた仕上がりで、アルミ筐体の精度や塗装の美しさに加え、5層フォームによる静音性とHMX Citrus Grapeスイッチのやや硬質で安定したリニア感が絶妙に調和。柔らかくリズミカルで、テンポのある心地よい打鍵感が印象的でした。
| メリット |
|---|
| Rainy75ライクなアルミ筐体と上品なカラー仕上げ RGB+半透明キーキャップによる美しい発光 他にはない爽やかな配色デザイン セパレートタイプによる完成された日本語JIS配列 大型ガスケット特有の柔らかくリズミカルな打鍵感 5層の静音フォームと柔軟性のあるプレート+PCB構造 やや硬質で軽すぎず、リニア感の強いHMX Citrus Grapeスイッチ 総合してバランスの取れた、心地よいタイピング感覚 3WAY接続・大容量バッテリーで汎用性◎ |
| デメリット |
|---|
| VIA機能が物足りなさを感じる(ライティング設定やMod-Tapなど) Caps Lock下の電源スイッチ |
- 日本語配列の高品質アルミニウム製キーボードを探している方
- Rainy75ライクな構造や打鍵感が好みの方
- 半透明キーキャップやRGBバックライトの演出を楽しみたい方
- デスク映えするデザインを重視する方
ここ最近はJIS配列モデルが少しずつ増えてきていますが、「フルアルミ・75%・ホットスワップ」という条件を満たすJIS配列メカニカルキーボードはごくわずか。
さらに、ナビゲーションキー独立タイプで探すと、Keychron Q1 Maxなど数えるくらいしか候補がありません。
以前レビューしたZEN65の日本配列モデルも激推しですが、65%レイアウトでブラックのみというのは、やはり好みが分かれるようです。
そうした中で、FURYCUBE F75 JIS は、完成度・価格・デザインのバランスに優れた貴重な存在。
JIS配列モデルの中でもトップクラスの仕上がりで、クラファン価格が22,400円からと考えると、この仕上がりは正直「破格」と言っていいレベルです。
US配列もあるので好きな方を選択できるというメリットもあり見逃せないモデルです。
さらに今回は、上記価格から5%OFFになる特別なリンクをご用意いただきました。(クーポン利用回数に制限はありません。)
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※お支払い時に「クーポンを適用する」というチェック項目があるので、忘れずにチェックしてください。








































