PMO Aurora80 JIS PROは、2026年7月30日10:00から Makuake で先行販売されている80%TKLのメカニカルキーボードです。
海外ではすでにUS ANSI配列モデルが展開されていて、今回のMakuakeではUS ANSI配列に加えて、新たに日本語JIS配列モデルが登場しました。
アルミケースを採用したしっかりとした作りに加えて、ガスケットマウントとトップマウントの2種類に対応。さらに、Kailh Lunaスイッチや多層フォーム構成を採用するなど、打鍵感や打鍵音にもこだわった設計になっています。
今回は実機を使いながら、日本語JIS配列の使いやすさ、2種類のマウント方式による違い、Lunaスイッチの打鍵感を中心にレビューしていきます。
この記事では、細かなスペックはMakuake掲載の情報も交えつつ、実際に使って気になったポイントをまとめていきます。
YouTubeチャンネルの方で動画レビューもしているので、ぜひチェックしてみてください。
【PR】KIBU SHOP(株式会社KIBU)より製品提供を受けて記事を作成しています。
※レビュー内容・評価については、実際に使用したうえで率直に掲載しています。
PMO Aurora80 JIS PROの主な特徴
- JIS配列とUS ANSI配列の両モデルをラインナップ
- CNCアルミケースを採用した高い質感(本体重量 約2.3kg)
- レトロで落ち着いたデザイン(ホワイトモデル)
- 270° Aurora Haloライティング
- ガスケットマウントとトップマウント両対応(カスタマイズ可能)
- Force Breakフォームを含めた、多層フォーム構成での調音
- Kailh Lunaスイッチを搭載(US ANSIは別スイッチ)
- FR4プレートを採用し、落ち着いた打鍵感に仕上がっている
- VIAに対応し、キー配置を自由にカスタマイズできる
- トライモード接続対応(技適認証取得済み)
- スペースバーが3.75Uサイズ
- キーボード本体にドングル収納できない
PMO Aurora80は、WOBKEYのサブブランド「PMOKEY」が手掛ける80% TKLキーボードです。
WOBKEY系の80%TKLというとImpact80シリーズもありますが、Impact80がABSケースを採用しているのに対して、Aurora80はCNCアルミケースを採用したモデルとなっています。
また、Aurora80はガスケットマウントとトップマウントの2種類に対応し、FR4プレートや多層フォーム、Kailh Lunaスイッチを組み合わせるなど、内部構造や打鍵感にもこだわった構成です。
Impact80の手軽さや扱いやすさとは少し方向性が異なり、Aurora80はアルミケースの質感や内部構造、打鍵感まで楽しみたい方向けのモデルという位置づけで注目のモデルです。
PMO Aurora80のスペックは以下のとおり。


※仕様画像はMakuakeプロジェクトページより
日本語JIS配列を採用した80% TKLレイアウト

Aurora80 JIS PROは、日本語JIS配列を採用した80% TKLレイアウトになっています。
Enterキーや記号キー周りは一般的な日本語配列で、AキーとZキーのズレも0.5Uと標準的です。一部のコンパクトキーボードで見られるような特殊な配列ではないので、普段からJIS配列を使っている方であれば違和感なく使いやすいレイアウトだと思います。

半角/全角(E/J)・無変換・変換・かなキーなど日本語入力で使うキーもしっかり配置されています。

WOBKEY系のJIS配列のスペースバーは3.75Uを採用していて、Aurora80 JIS PROも同様です。
スペースバー左右の装飾キーのサイズを統一できるというメリットはありますが、キーキャップを交換したい場合は注意が必要です。
3.75Uスペースバーは一般的なキーキャップセットにはほぼ含まれておらず、交換用キーキャップの選択肢もかなり限られます。

80% TKLなのでテンキーはありませんが、ファンクションキーや矢印キー、Home / End / Page Up / Page Downなどのナビゲーションキーは独立して配置されています。そのためキーの位置関係も把握しやすく、ショートカットや文章入力でも誤入力が起こりにくいレイアウトです。
また、VIAにも対応しているので、キー配置の変更や日本語入力用のカスタマイズも可能です。Mod-Tapなども利用できるため、使い方に合わせてさらに調整できます。



キーキャップにはかな印字も入り、約1.6〜1.8mm厚で高品質なダブルショットPBTキーキャップを採用しています。
2種類のマウント方式で打鍵感を変更できる
Aurora80は、ガスケットマウントとトップマウントの2種類に対応しています。

デフォルトではFR4プレートの周囲にソックス型のガスケットを装着したガスケットマウント構造になっています。
ガスケットマウントは、プレートをケースへ直接固定せず、ガスケット素材を介して支える構造です。ケースへ振動が伝わりにくく、タイピング時の衝撃をやわらげやすいのが特徴です。

Aurora80 JIS PROではFR4プレートを採用していて、実際にタイピングしてみると大きく沈み込むような柔らかさではなく、適度に衝撃を吸収することで安定した打鍵感に仕上がっています。



一方で、プレートを上部ケースへ直接固定するトップマウントにも変更可能です。
トップマウントはガスケットを介さずプレートを固定するため、一般的にはガスケットマウントよりも硬めで、キー入力時の輪郭を感じやすい構造です。


なお、トップマウントへ変更するにはケースを分解してプレートを固定し直す必要があります。
少し手間ではありますが、同じケースとプレートを使いながらマウント方式を変更することで、好みに合わせて打鍵感を調整できるのは大きなメリットです。
ここまでカスタマイズできるのは素直に嬉しいですね。
Aurora80はフレックスカット入りのFR4プレートと充実した多層フォームにより、トップマウントの打鍵感も心地良くまとまっていると感じました。
多層フォームを採用した内部構造

Aurora80 JIS PROは、プレート周辺からケース底面まで複数のフォームを重ねた多層構造を採用しています。
プレートとPCBの間だけでなく、PCB下やボトムケース側にも吸音材が配置されていて、ケース内部で発生する反響や余計な響きを抑える構成です。


ここ最近のメカニカルキーボードでは5層フォーム構成が主流ですが、Aurora80ではさらにForce Breakフォームが追加されています。
上の画像で見ると、プレートの上半分くらいにはみ出ているシートがあります。これがForce Breakフォームです。
打鍵の衝撃だけでなく、トップケースとボトムケースの接触による振動や響きを抑えるための構造です。

先ほどの画像をよく注意してみると、Force Breakフォームのはみ出ている部分が上半分くらいだけという中途半端な形になっています。
ただ、これには理由があって、270° Aurora Haloライティングの透過PCパーツをカバーするような形になっています。アルミニウムケースと透過PCという異なる素材の音の響きを調整するために、Force Breakフォームを採用するしているようです。
この辺りの音響へのこだわりは流石WOBKEY系だなと思います



実際に分解して確認してみても、内部にはしっかりとフォームが詰められていて、打鍵音を整えるための作り込みが感じられます。
この6層フォームにフレックスカット入りのFR4プレート・PCB、Lunaスイッチを組み合わせることで、Aurora80 JIS PROの落ち着いた打鍵音につながっています。
Kailh Lunaスイッチを搭載

Aurora80 JIS PROには、Kailh Lunaスイッチが搭載されています。
押下は比較的軽めで、ストロークは滑らか。底打ち時にはしっかりとした感触があり、戻りもスムーズです。
まずはスペックを確認してみましょう。
| スイッチ名 | Kailh Lunaスイッチ |
|---|---|
| タイプ | リニア、5ピン |
| 作動フォース | 45gf (±10gf) |
| 総トラベル | 3.5mm (±0.3mm) |
| プリトラベル | 1.8mm (±0.4mm) |
| ルブ | ファクトリールブ済み |
| ステム素材 | POK |
| トップハウジング | POM |
| ボトムハウジング | POM |
| スプリング | 実測 約2.0mm / Single stage |

Lunaはリニアタイプのメカニカルスイッチで、内部にはBOX構造を採用しています。トップハウジング側にガイドレールが設けられていて、ステムの動きを安定させる構造になっています。
実際にタイピングしてみると、軽快さはありつつも音は高くなりすぎず、落ち着いたコトコト系の打鍵音にまとまっています。
Aurora80 JIS PROは、多層フォームやFR4プレート、アルミケースと組み合わせることで、Lunaスイッチの持つ滑らかさと落ち着いた打鍵音をさらに引き出している印象です。
また、ステムのグラつきも比較的抑えられていて、タイピング中に気になるような不安定さはありませんでした。
Aurora80 JIS PROの打鍵感や打鍵音を作っている要素の中でも、Lunaスイッチはかなり大きな役割を担っていると感じます。


スタビライザーはプレートマウントタイプを採用しています。
Enterキーなどの大きなキーでもガタつきは感じられず、押下時の違和感もありません。適度に潤滑されていて金属音やノイズもなく、しっかりと調整されているようでした。
VIAでキーマップを変更可能

Aurora80 JIS PROはVIAに対応していて、Webブラウザー上からキー配置を自由に変更できます。
使用する際はVIAを開き、Aurora80 JIS PRO用のJSONファイルを読み込んで接続します。JSONファイルのダウンロード先は、付属マニュアルやMakuakeのプロジェクトページに記載されています。念のため、以下ボタンからもリンクします。
VIAではキーリマップだけでなく、レイヤーやマクロ、ライティングなども設定できます。
また、Mod-Tap(MT)やLayer-Tap(LT)にも対応しています。実際に試してみたところ有線・ワイヤレス接続時ともに問題なく動作することを確認できました。

Aurora80 JIS PROでは、合計4レイヤーが用意されています。
レイヤー0と2がWindows用。レイヤー1と3がMac用となっています。

■ VIAを使ったリマップ例
今回は日本語入力を使いやすくするために、以下のようなキーマップに変更してみました。
- 無変換・変換キー:AltのMod-Tapに設定し、タップでIMEを切り替え
MT(MOD_LALT,KC_HANJ)MT(MOD_RALT,KC_HAEN) - 左Altキー:Mod-Tapを使って、タップ時にBackspace
- Capsキー:Layer-Tapを設定
LT(2, KC_CAPS) - 半角/全角キー:IME切り替えに使わなくなったため自由枠
- Scrollキー:スニッピングツール
LSG(KC_S) - 空いたキー:よく使うショートカットなどを割り当てる自由枠
当初はKanaキーにBackspaceを割り当てようと考えていましたが、Aurora80 JIS PROはスペースバーの位置がホームポジションに対して0.25U右へ寄っています。そのため、親指からの距離を考えると、左AltキーにBackspaceを割り当てた方が扱いやすく感じました。
JIS配列は最下段のキーが多いというメリットがあるので、それぞれに使いやすいようにカスタマイズするのが一番だと思います。
Fnレイヤーも活用すると、さらに使いやすいキーマップを作れます。
キーマップは使い方によって最適な配置が変わるので、色々と試しながら自分に合った設定を見つけてみてください。
Makuakeでの価格・リターン内容

Aurora80は、US ANSI配列と日本語JIS配列の2種類が用意されています。
JIS配列モデルは、一般販売予定価格26,500円(税込)に対して、早割15%OFFで22,520円(税込)、Makuake割10%OFFで23,850円(税込)です。
カラーはJIS White / JIS Blackの2色から選べます。
US ANSI配列モデルはPurple / Blueの2色展開で、JISモデルより少し価格が抑えられています。
各リターンの価格や数量について、詳しくは Makuakeのプロジェクトページ を確認してください。
PMO Aurora80 JIS PROレビューまとめ
PMO Aurora80 JIS PROは、日本語JIS配列を採用した80% TKLキーボードとして、かなりバランスよくまとまったモデルでした。
「WOBKEY系のキーボードにハズレはないと、改めて実感させられた。」そんなメカニカルキーボードです。
内部はガスケットマウントとトップマウントの2種類に対応したデュアルマウントで、好みに合わせて打鍵感を調整できるのも大きな特徴。
CNCアルミケースにFR4プレート、多層フォームを組み合わせた構成で、非常にクオリティの高い作り込みがされていました。
スイッチにはZEN65 Ultraでも採用されているKailh Lunaスイッチを搭載。
滑らかで軽めの押し心地と、アルミケースや多層フォームとの組み合わせによる重厚感のあるまとまった打鍵音を楽しめます。
日本語配列のアルミキーボードは選択肢がまだそれほど多くないなか、ここまでまとまった構成というのは、Aurora80 JIS PROの大きな魅力です。
“日本語配列のアルミキーボードを探している方” はもちろん、“マウント変更したりフォーム調整したり、キーボードをカスタマイズしてみたい” という方にもオススメです。
Makuakeでのプロジェクトでお得に購入できる期間は9月12日までなので、ぜひチェックしてみてください。











