IQUNIXから攻殻機動隊とのコラボモデルとなる磁気スイッチキーボード「IQUNIX EV63 Ghost in the Shell Edition」が2026年6月2日に発売開始されました。
IQUNIX公式ストアでは、Shell Core / Cyber Blueの2カラーで、価格はどちらも249ドルとなっています。
EV63 Ghost in the Shell Editionは、IQUNIXの60%磁気スイッチキーボード「EV63」をベースにしたコラボモデルです。
攻殻機動隊らしいサイバーパンク感のあるデザインに加えて、HyperCore V3、8Kポーリングレート、ラピッドトリガー、SOCD、Rappy Snappyなど、ゲーミングキーボードとしての機能もしっかり搭載されています。
今回、実機を使用したレビュー動画を公開したので、この記事では発売情報とあわせて、実際に使って感じたデザイン・打鍵感・使いやすさを簡単にまとめてレビューします。
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攻殻機動隊コラボらしい完成度の高いデザイン

EV63 Ghost in the Shell Editionの大きな魅力は、やはり攻殻機動隊コラボらしいデザインです。
コラボキーキャップ、アクセントパーツ、バックプレート、カラーリングなど、単純にロゴを載せただけではなく、キーボード全体で攻殻機動隊の世界観が表現されています。

EV63通常モデルと筐体設計は同じですが、PBTと半透明PC素材を組み合わせたキーキャップデザインだったり、メカニカルなディテールを取り入れたサイバーパンク系のデザインにまとまっています。
コラボモデルとしての所有感はかなり高いく、攻殻機動隊が好きな方には本当にたまらないですね。

60%レイアウトながらアローキーを備えていて、見た目のインパクトだけでなく、普段使いしやすい配列になっている点も魅力です。
専用Webドライバーの「EV Software」では、Mod-Tapを使った左右ALTキーへの日本語入力切替も設定可能です。
キックスタンドは付いていないので、タイピングアングルは標準的な「6°固定」となっています。
コンパクトサイズということもあり、特に打ちづらさは感じられません。
HyperCore V3搭載の磁気スイッチキーボード

EV63 Ghost in the Shell Editionは、IQUNIXの HyperCore V3 を搭載した磁気スイッチキーボードです。
公式スペックでは、ポーリングレートは 8000Hz、スキャンレートは 16000Hz、レイテンシーは 0.125ms とされていて、ラピッドトリガーやアクチュエーションポイントを0.01mm単位で調整することができます。

また、Webベースの専用ドライバー「EV Software」に対応していて、キーリマップや各種ゲーミング機能の設定もブラウザ上から行えます。
SOCD 2.0 / RS / DKS / MT / TGL など最近の磁気キーボードに欲しい機能は一通り揃っています。その他にも、プロ用プリセットの読み込みができたりと、様々な機能が盛り込まれています。
普段メカニカルを使っている身としては、設定の保存方法が少し特殊だと感じましたが、用途に合わせて3つのプロファイルを切り替えて使用するというものになっています。
また、プロファイルを簡単に共有することができるようになっていたり、より細かい仕様になっていて、ソフトウェア全体としても非常に作りこまれていました。

デザインのところでも紹介したMod-Tapの設定画面です。短押しで日本語入力切り替え、長押しでAltキーとして使うことが可能になります。
コンパクトな60%レイアウトはキー数が限られるため、こうしたMod-Tap設定を使えることで、ゲーム用途だけでなく、普段使いとしても使いやすくなります。
おまけ的な機能まで入っていたりと、しっかりと作りこまれた優秀なWebドライバーだと感じました。
あえて要望を出すなら、メインレイヤーとFnレイヤーだけの構成なので、Fnレイヤーもう一枚増やしてほしいというくらいだと思います。
KeyTok Novaスイッチの打鍵感が心地良い

今回のEV63 Ghost in the Shell Editionには、KeyTok Nova スイッチが搭載されています。
Novaスイッチは、通常モデルに搭載されているMagnetic X Pro / Ultraと比べると、押下圧は大きく変わるわけではなく、どちらかと言うと磁束量が控えめなスイッチという部分が異なる点です。
Magnetic X Pro / Ultraは、より強い磁束によって入力検知の安定性や精度を高めたゲーミング特化寄りのスイッチ。一方でNovaは、軽めで滑らかな打鍵感を重視したスイッチという印象です。
実際に使ってみても、Novaスイッチは磁気スイッチらしいスムーズさがありつつ、打鍵感はかなりマイルド。ラピッドトリガーなどのゲーミング機能を使いながらも、普段のタイピングまで快適にこなせるバランス型のスイッチだと感じました。
また、磁気スイッチキーボードは、モデルによっては打鍵音が少し軽すぎたり、ノイズ感があったり極端に硬質に感じたりすることもありますが、EV63とNovaスイッチの組み合わせは自然なタイピングフィールでした。
KeyTok公式では「Soft Sound Magnetic Switch」と謳っていて、実際に打鍵音も控えめで、カタカタとした軽快さはありながら、耳につきにくく落ち着いたキレイな音にまとまっています。

構造はEスポーツトレイマウントです。静音と打鍵感の向上のため、以下の多層構造で構成され、ノイズを抑えたクリアな打鍵音を実現しています。
- アルミニウムプレート
- Poronプレートフォーム
- PETスイッチシート
- Gen-3ホールセンサーPCB
- ボトムフォーム
- PETボトムケースパッド
まとめ
EV63 Ghost in the Shell Editionは、コラボモデルとしての特別感はもちろん、通常モデルとして見てもかなり完成度が高く、ゲーミングキーボードとしても、普段使い用のコンパクトキーボードとしても非常に満足度の高いモデルだと感じました。
デザイン・性能・打鍵感のどこかに分かりやすい弱点があるというより、すべてにおいて妥協なく作り込まれているキーボードです。
- アローキーありのコンパクトな60%レイアウト
- セラミックコーティングによるアルミケースの高い質感
- Eスポーツトレイマウントと高品質な多層フォーム構成
- Novaスイッチのマイルドな打鍵感
- HyperCore V3による高い応答性能
- 8000Hzポーリングレート、16000Hzスキャンレート
- 0.01mm単位での調整が可能なラピッドトリガー
- 優秀なWebドライバー「EV Software」対応
- Mod-Tapを使った日本語入力切り替え設定
60~65%レイアウトが好きな私にとっては、パーフェクトと言っても過言ではない。そう感じています。
ジャンルは少し異なりますが、以前レビューしたLofree Hyzenと1位2位を争うのではと思います。
最後に気になる点を挙げるとしたら、有線接続のみで無線対応していないというところでしょうか。
あとは「価格 249ドル」という価格も、決して安くはありません。
通常モデルはカラーやスイッチ構成によって169ドル~209ドルで展開されているため、価格差はそれなりにあります。
純粋にコスパだけで選ぶなら通常モデルの方が選びやすいと思います。
ただ、コラボデザインやNovaスイッチなど、Ghost in the Shell Editionならではの特別仕様に魅力を感じる方なら、選ぶ価値は十分にあります。
と締めたいところですが、個人的にはコラボデザイン抜きで考えてもガチ推しの一台です。

