今回レビューする「Ducky OK-M 75」は、75%レイアウト(右サイドキー分離型)を採用したメカニカルキーボードです。
「OK-M」シリーズは、“手頃な価格で優れたタイピング体験を提供する”ことをコンセプトにしたシリーズ。
公式サイトでは、ブラック×ブルーとブラックの2色展開に加え、65%・98%レイアウトモデルもラインナップされています。
最大の特徴は、Amazonセール時 7,490円(通常時 9,071円)という価格帯ながら、VIA対応・ガスケットマウント・5層フォーム構成など、メカニカルキーボードに求められる仕様をしっかり取り入れている点です。
さらに、実際に使用した範囲では、ワイヤレス接続時でもMod-Tap / Layer-Tapが安定して動作しており、単なる低価格モデルに留まらない実用性も感じられました。
打鍵感も価格重視モデルにありがちなチープさは感じられず、KTTスイッチらしい軽快さと、ガスケット構造による適度な柔らかさに仕上がっています。
今回は、そんなDucky OK-M 75について、動画レビューの補足も兼ねながら、打鍵感・構造・VIA対応などを中心にレビューしていきます。
【PR】製品提供:株式会社アスク
本動画は株式会社アスク様より製品提供を受けて制作しています。
レビュー内容は実際に使用した感想をもとに、良い点・気になる点を含めてお伝えしています。
- Amazonセール時 7,490円という神コスパモデル
- VIA対応(ワイヤレス時 Mod-Tap / Layer-Tap動作確認済み)
- 5層フォームとガスケットマウント構造
- KTT Wine Redスイッチ(リニア)採用
- 中軽量で軽快な打鍵感、コツコツとした控えめな打鍵音
- USB-C / Bluetooth / 2.4GHz のトライモード接続
- 技適認証取得済み
- VIAカスタマイズ可能なノブ搭載
- RGBバックライトとサイドライト、LEDインジケーター搭載
- 交換用キースイッチが付属していない
- スペースバーのみ打鍵音が若干大きい
- Endの上はInsではなく、Homeの方が使いやすい
- 日本でもブラックモデルを販売してほしい
※Ducky OK-M 75は全体的な完成度が高く、大きく気になる点はほとんどありません。今回はあえて細かい部分も含めて「気になる点」として掲載しています。
Ducky OK-M 75は、Amazonセール時 7,490円(通常時 9,071円)という価格帯ながら、VIA対応・ワイヤレスMT/LT対応・ガスケット構造・5層フォームなど、トレンドをしっかり押さえたメカニカルキーボードです。
特に「VIA対応でワイヤレスでもMT/LTが安定動作する」という点は非常にポイントが高く、実用性重視でカスタマイズしたいユーザーにとって魅力的なモデルだと感じました。
打鍵感も単なる低価格帯モデルに留まらず、適度な柔らかさとKTTらしい軽快さを持った仕上がりです。
正直なところ、1万円以内でキーボードを購入検討しているなら、「確実にオススメに入る」というくらい評価の高いキーボードです。
■ Ducky OK-M 75価格情報まとめ
Amazon JP:通常価格 9,071円
2026年5月23日〜6月5日 セール価格 7,490円
※記事作成時の価格のため変動する場合があります。
※参考:海外での価格は$79.99
Ducky OK-M 75 仕様一覧
まずは、Ducky OK-M 75の基本仕様を整理していきます。
| 製品名 | Ducky OK-M 75 |
|---|---|
| レイアウト | US ANSI 75% |
| 接続方式 | 3モード接続(USB-C / Bluetooth / 2.4GHz) |
| ケース素材 | ABS |
| マウント構造 | ガスケットマウント |
| プレート | PCプレート |
| スイッチ | KTT Wine Red(Linear) |
| スタビライザー | プレートマウント |
| キーキャップ | ダブルショットPBT Cherry プロファイル |
| バックライト | 北向き |
| ホットスワップ | 対応 |
| フォーム構成 | 5層吸音フォーム Poronフォーム・IXPEスイッチパッド・PETパッド、ノイズ低減パッド、シリコンパッド |
| ポーリングレート | 1000Hz |
| ソフトウェア | VIA対応 |
| ノブ | 搭載 |
| レイテンシー | 有線:NKRO、ワイヤレス:6KRO |
| 角度調整 | 6° / 9° / 12° |
| USBポート | USB Type-C |
| サイズ | 337 × 142 × 43.2 mm |
| 重量 | 880g ±15g |


付属品:USBケーブル(A to C)、2in1プラー、Ducky Ducko ブラシ、保証書、仕様一覧表
※マニュアルは付属していませんでした。Ducky公式サイト(ダウンロード欄)からご確認ください。
外観デザイン

Ducky OK-M 75は、右側が分離された75%レイアウトを採用しています。
右上にはボリュームノブも搭載されたオーソドックスな構成になっています。
Amazonで様々なキーボードを見ていると、コンパクトな75%が多いイメージがありますが、この手の分離型のキー配置はEnterや方向キーを押す際にミスタイプが少なく、普段使いに最も適していると感じています。
代表的なところで言うと、Keychron Q1やV1など王道キーボードで採用されています。他にも、先日一般販売開始されたFURYCUBE F75 JISやEPOMAKER x AULA EA75 Max(AULA F75のEpomakerモデル)など、実用性を重視したモデルで採用されています。
ノブはデフォルトでボリューム調整が割り当てられています。
こちらはVIAでカスタマイズできるので、タブ切替など好みに合わせてリマップ可能です。

デザイン自体はブラックをベースに、ブルーをアクセントにしたシンプルな配色です。
極端にゲーミング感を強く出した方向ではなく、普段使いしやすい落ち着いた雰囲気にまとまっています。

ケース素材はABSですが、実際に触ってみると価格帯を考えれば安っぽさは感じられない印象です。
ハイエンド機のような金属感や強い所有感を重視した方向ではないものの、実用重視の価格帯としては十分整ったデザインだと感じました。



キーキャップにはCherryプロファイルのダブルショットPBTキーキャップを採用。
表面はさらっとした質感で、厚みは1.6mm前後と標準的なラインです。
価格重視モデルにありがちな感じではなく、しっかりとしたクオリティが保たれています。
背面には2段階キックスタンドを搭載しており、タイピングアングルは6° / 9° / 12°に調整可能。
好みに合わせて角度を変更できる点も扱いやすいポイントです。
価格的に信じられなくて、キーキャップ単体の重さも量ってみましたが、他メーカーのものと遜色ないというか、むしろOK-M 75の方がクオリティが高いという結果になったものもありました。



ライティングはRGBバックライトに加え、サイドライトも搭載。
滑らかな光加減で、派手すぎない程度にデスク周りにアクセントを加えてくれます。
また、Caps Lockや接続モード確認用のLEDインジケーターも搭載されており、実用面も分かりやすくまとめられています。

背面の銘板には技適認証マークと番号が記載されています。
OK-M 75は3モード接続対応なので、技適があることで日本国内でも安心してワイヤレス接続が使用できます。
技適認証取得までされていて、この価格帯ということが本当に信じられないですよね。
どうやってコストカットしているのか不思議です…。
内部構造(フォーム構成・ガスケットマウント)

Ducky OK-M 75は、ガスケットマウント構造とPCプレートを採用した、ここ最近のABS製キーボードらしい内部構成になっています。
細めのフレックスカットが入ったPC(ポリカーボネート)プレートを採用。
ガスケットマウントについては、公式サイトの動画で見る限りでは、ストリップタイプのシリコンガスケットがプレートに取り付けられているようです。
- Poronフォーム
- IXPEスイッチパッド
- PETパッド
- ノイズ低減パッド
- シリコンパッド
5層フォーム構成を採用しており、しっかりと打鍵音調整を意識した組み合わせです。
トータルで考えると、硬すぎず柔らかすぎずといった、適度に柔軟性を抑えるを狙った構成です。
実際の打鍵感も、単純に硬いだけではなく、適度な柔軟性と衝撃吸収によって指への負担が抑えられていました。
スタビライザーはプレートマウント式ですが、ノイズはほぼ感じられず非常に高いクオリティです。
公式サイトの構造説明を見ると、EVAと記載されている部分があったので、PCB下のノイズ低減パッドにEVA素材が使われているようです。
EVAはPoronよりも少し硬めの素材なので、適度な柔軟性に抑えられているという部分と合致しています。
KTT Wine Red スイッチ(リニア)
Ducky OK-M 75は「KTT Wine Red スイッチ」を搭載しています。
タイプとしては標準的なリニアスイッチで、軽快さと扱いやすさを重視した方向性です。
当ブログでKTTのスイッチを紹介するのは珍しいと思います。
以前紹介したEpomaker Galaxy65以来かもしれません。



KTT Wine Red スイッチ スペック
| タイプ | リニア / 5ピン |
|---|---|
| 作動圧 | 43gf |
| ボトム圧 | 55gf |
| プリトラベル | 2.0mm |
| 総トラベル | 4.0mm |
| ステム素材 | POM |
| ハウジング素材 | PC |
| 潤滑 | ファクトリールブ済み |
| 耐久性 | 約8,000万回 |
実際に使用してみると、軽快でスムーズな押下感が特徴的です。
極端に重厚感を強調するタイプではなく、43gfと比較的軽めで扱いやすいタイピング感覚です。
ファクトリールブもしっかりと潤滑され、ザラつきや擦れ感はかなり抑えられています。
打鍵音はやや高めのトーンですが、控えめでまとまり感のある方向性です。
底打ち時も極端に硬すぎる印象は少なく、ガスケット構造やフォーム構成との相性も良好です。
一方で、軸ブレについては標準的なクラスではあるものの、最近のHMXやKailhなど、高精細なスイッチと比較すると、やや緩さを感じる部分はあります。
全体感としては、「クセが少なく普段使いしやすいバランス型のスイッチ」にまとまっている印象です。
打鍵感・打鍵音
打鍵感
Ducky OK-M 75の打鍵感は、7,000円台のメカニカルキーボードとは思えないほど、かなり完成度が高い印象です。
フレックスカットされたPCプレートとガスケットマウント、さらに5層フォーム構成の組み合わせにより、適度な柔らかさを持ちながらも沈み込みすぎず、適度な反発感が残されているため、軽快なタイピング感覚にまとまっています。
底打ち時の衝撃がマイルドな感覚で、指へ硬さがダイレクトに伝わりにくく、長時間タイピングでも疲れにくいと感じました。
KTT Wine Redとの相性も良く、軽快な押下感とフォーム構成による「まとまり感」がうまく噛み合っています。
打鍵音
打鍵音の方向性としては、コツコツ系〜コトコト寄り。
極端に低音重視というよりは、中高音寄りで控えめかつ軽快なサウンドです。
一方で、しっかりとしたフォーム構成の効果もあり、価格重視モデルにありがちなスカスカ感や耳に刺さるようなノイズ感もなく、全体的にまとまりのある打鍵音です。
もちろん数万円クラスの高級アルミカスタムキーボードと比較すると差はありますが、正直なところ、価格を抜きにしてもかなり優秀な打鍵感・打鍵音に仕上がっていると感じました。
全体的な打鍵感・打鍵音の仕上がりは非常に優秀です!
ただ個人的な感覚としては、スペースバーだけ若干打鍵音が大きいと感じました。そのため、以下のようなスポンジフォームを入れることで、かなり軽減されるので、気になる方にオススメです。
滑り止めシート、マスキングテープ、養生テープでも少し抑えられますよ。
ドライバーソフト(VIA設定方法)
Ducky OK-M 75は、VIAに対応しています。
専用ソフトのインストールは不要で、ブラウザ上からキーリマップやレイヤー設定を行えるため、比較的導入しやすいです。
特に今回大きなポイントだと感じたのが、「ワイヤレス接続時でもMod-Tap / Layer-Tapが安定動作」していることです。
価格帯に関わらずVIA対応キーボードでは、有線時のみ正常動作したり、そもそもMT/LTに対応していないケースもありますが、OK-M 75は今回検証した範囲では安定して動作していました。
最近のメカニカルキーボードは、メーカー独自のWebドライバーに移行している傾向があります。
そんな中しっかりとVIA対応している点は、カスタマイズ派には非常に嬉しいです。
初期設定方法について

OK-M 75の設定には、ブラウザ版VIAの usevia.app を使用します。
まずはDucky公式サイトで配布しているOK-M 75専用のJSONファイルを読み込む必要があります。
JSONファイルの準備が整ったら、以下のような手順で初期設定をします。
- usevia.appへアクセス
- Settingsを開く
- DesignタブからJSONを読み込み
- Configureタブに戻り、Authorize deviceをクリックして接続
一度JSONを読み込んでしまえば、その後は自動認識されます。
※別のブラウザやPCで使用する場合は、もう一度JSONファイルの読み込みが必要になります。
各レイヤーについて
OK-M 75は、合計8レイヤー構成になっています。かなり多いように思いますが、フリーになっているレイヤーはありません。
75%レイアウトではF1~F12キーをマルチメディアキーとして使用することもあり、その兼ね合いで多少ややこしい構成になっています。
👇マニュアルは公式サイト商品詳細ページのダウンロード欄から
カスタマイズしたリマップ例

今回カスタマイズした部分は
- InsertキーをHomeキーへ変更
- 日本語入力切替用として、左右AltキーへMod-Tapを設定
- レイヤー操作のために、CapsキーへLayer-Tapを設定
Mod-Tapについて
左右Alt / Cmdキーに日本語入力切替をMod-Tapで設定しています。
Windowsではあまり馴染みがないかもしれませんが、Macの日本語キーボードで言うところの「英数・かな」キーのような入力切替が可能になります。
Alt / Cmdキーは長押しだけで使うため、タップ/ホールドの動作を分けて設定することができるMod-Tapを設定することで、1つのキーに2つの機能を持たせることができます。
Windows用 Mod-Tap
MT(MOD_LALT,KC_HANJ)
MT(MOD_RALT,KC_HAEN)Mac用 Mod-Tap
MT(MOD_LGUI,KC_HANJ)
MT(MOD_RGUI,KC_HAEN)Layer-Tapについて
さらに、8レイヤーが用意されているため、Layer-Tapを組み合わせたレイヤー運用も可能です。
今回はCapsキーへ以下のLayer-Tapを設定しました。
Capsキーは基本的に短押しだけで使うので、こちらもタップ/ホールドの動作を分けて設定することができます。
LT(1, KC_CAPS)Macro・バックアップ機能・ライティング設定
Macro・バックアップ機能・ライティング設定も一通り揃っています。ライティング設定については、通常のバックライトとサイドライトの両方が設定変更可能です。
まとめ
Ducky OK-M 75は、機能面・打鍵感・実用性を含めて、Amazonセール時 7,490円という価格帯を考えると、動画タイトルにも入れた「バグってる?」というほど、反則級の神コスパモデルでした。
特に強みだと感じたのは、VIA対応に加え、ワイヤレス接続時でもMod-Tap / Layer-Tapが安定して動作するので、高い実用性があります。
さらに、KTT Wine Redスイッチやガスケット構造、5層フォームによる打鍵感・打鍵音も価格以上。
軽快さと適度な柔らかさを両立したタイピング感覚は、単純に低価格キーボードに留まらない完成度があります。
- コスパ重視で選びたい方はもちろん、初めてのメカニカルにもおすすめ
- オフィスユースで控えめな打鍵音のメカニカルを探している人
- メイン機とは別に2台目を探している人
個人的には、海外で展開されているブラックモデルが日本でも販売されるとかなり嬉しいところです。
ホワイト系カラーモデルも今後展開されると注目が集まるのでは?と思います。
その他、右サイドキー分離タイプは、完成度の高い日本語JIS配列になりそうなので、JISモデルにも期待したいです。
■ Ducky OK-M 75価格情報まとめ
Amazon JP:通常価格 9,071円
2026年5月23日〜6月5日 セール価格 7,490円
※記事作成時の価格のため変動する場合があります。
※参考:海外での価格は$79.99
English Summary
The Ducky OK-M 75 delivers an almost “broken-level” value for its price, especially considering it was available for around ¥7,490 during Amazon sales.
In terms of features, typing feel, and overall usability, it easily stands out as one of the strongest budget mechanical keyboards I’ve tested recently.
One of its biggest strengths is the VIA support combined with stable Mod-Tap and Layer-Tap functionality even in wireless mode.
That level of real-world usability is still surprisingly rare in this price range.
The typing experience is also far better than what you would normally expect from a budget-oriented keyboard.
The KTT Wine Red switches, gasket mount structure, and 5-layer dampening create a typing feel that is both light and slightly cushioned, with a clean and controlled sound profile.
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Personally, I would love to see the black version currently sold overseas released in Japan as well.
A white color variant could also become very popular in the future.
In addition, the separated right-side key layout feels like it could work especially well for a future Japanese JIS version, so I’m very interested to see how the series develops going forward.












