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    【スタビライザー交換】DUROCK Screw-In Stabilizers V3でKeychron V1 Maxをカスタマイズ

    2025 10/28
    ガジェット キーボード メンテナンス
    スタビライザー DUROCK カスタマイズ Keychron
    2025年10月28日2025年11月10日

    今回はキーボードレビューではなく、キーボードのスタビライザーの交換方法について紹介します。
    キーボードにとってスイッチやキーキャップと同じくらい重要なスタビライザー。プレートマウントであれば手軽に交換・メンテナンスができると思いますが、スクリューイン(PCBにネジ止めするタイプ)の場合は、少しハードルが高いように思います。

    私が普段レビューしているプレビルドのキーボードのほとんどがプレートマウントばかりで、スクリューインをデフォルト採用しているキーボードは、「Keychron V1 Max / Q1 Max」しかありませんでした。
    ですが、V1 Max / Q1 Max両方とも最近使っていてスタビライザーの調子が悪いのか、カチャついた感じのノイズが気になりました。
    色々と確認してみた結果、「スタビライザーを交換した方が良さそう」という結論に至りました。本記事ではV1 Maxを使ってスクリューイン・スタビライザーを交換していきます。

    まずはスタビライザー交換のためにパーツを用意しなければと思い、遊舎工房さんで「DUROCK Screw-In Stabilizers V3」を購入しました。
    キーボードパーツのことはあまり詳しくないので、とりあえず遊舎工房さんで在庫のあるものを選びましたが、交換した結果としては…驚くほど改善しました。
    スタビライザー交換、特にスクリューインの交換は頻繁にする作業でもないと言うか、普段はルブ調整くらいしかしないので、自分用のメモとしても記事に残しておきます。

    目次

    スタビライザーの種類

    スタビライザーの種類は大きく分けて「プレートマウント」と「PCBマウント」の2種類あります。さらにPCBマウントにはスナップイン式とスクリューイン式があります。それぞれ形状・取り付け方法が異なるので、キーボードのタイプに合わせてパーツを選びます。
    ※それ以外にも種類はありますが本記事では省略します。

    プレートマウント式

    プレートマウントスタビライザー
    後方から見るとツメが見えます
    ツメを押しながら引き抜きます
    少し指で押さえると引き抜きやすくなります
    バーをずらしながら取り外します

    プレートマウント式は、スタビライザーをスイッチプレートに直接取り付けるタイプです。
    キーキャップ・キースイッチを取り外すだけで簡単に取り付けできます。取り外す場合は、ハウジングについているツメを押して引き上げます。あとはプレートの隙間に合わせて取り外すという流れで、キーボードを分解せずに着脱できるのでお手軽です。
    一般的に販売されているプレビルドのメカニカルキーボードは、大抵こちらを採用しています。

    上の画像のキーボードはEpomaker Galaxy65で、プレートマウントがデフォルトになっています。
    先日YouTubeのレビュー動画に「スクリューイン対応しているように見える」というコメントが入っていて、確認したところスクリューインに対応していました。このようにキーボードによっては両方対応しているものもあります。

    レビューしているにも関わらず、私は気づいていませんでした…

    プレートマウント式は、ガタつきやノイズが発生しやすいと言われていますが、ここ最近のメカニカルキーボードはパーツのクオリティも非常に高く、スタビライザーの品質も向上しているため、プレートマウントでも問題ないと感じています。

    PCBマウント式(スナップイン/スクリューイン)

    スクリューイン・スタビライザー
    スクリューイン・スタビライザー
    スクリューイン・スタビライザー

    PCBマウント式は、スタビライザーをPCB側に直接取り付けるタイプで、より安定したタイピング感が得られます。
    この方式には「スナップイン式」と「スクリューイン式」があり、スナップイン式はPCBにツメで固定するだけの簡単な構造になっています。
    スクリューイン式は、上記画像のようにネジでしっかりとPCBに固定するタイプで、ガタつきや振動が少なく静音性と安定感があります。手間はかかりますが、テープMODなどチューニングしやすいので、カスタムキーボードの定番のマウント方式です。

    DUROCK Screw-In Stabilizers V3について

    スタビライザーについて知識が浅いので記事作成にあたって色々調べてみたところ、「DUROCK Screw-In Stabilizers V3(以下DUROCK V3)」は、定番スクリューイン式スタビライザーの中でも評価が高いようです。
    素材はポリマーナイロン製で、対応するPCB厚は1.2mm から 1.6mm。
    従来のV2からガタつきの軽減とビルド品質の安定化が図られていて、キーストロークの一体感や静音性が向上しています。

    店舗先行でDurock V3 Screw-in Stabilizerが入荷しました!
    PCBマウントのスタビライザーで、V2との違いは2枚目の赤丸部分⭕
    下側のサポートが常に浮いているのでワイヤーと常に接する状態に👀
    ノイズが発生しにくい設計となっています。
    展示機のTofu60… pic.twitter.com/YWvMDbTNxG

    — 遊舎工房 (@yushakobo_shop) June 4, 2024

    同梱物を確認したところ、PCB表面(スタビとの間)に貼る「ハウジングパッド」やPCB側のネジの共振を抑える「ダンピングフォーム」、ワイヤーを静音化するワイヤーパッドも付属していました。
    ダンピングフォームとワイヤーパッドは必要に応じて使用すると良いと思います。私は念のため全部使いました。

    DUROCKはJWK系でキーボード用スイッチやスタビライザー、その他関連部品を手がけていて、キーボード部品関連のODM/OEM供給も行っているようです。
    「T1」「Ice King Linear」などスイッチの評価が高く有名です。

    交換方法

    スクリューイン式のスタビライザー交換は、単に手間がかかるというだけで、そこまで難しいものではありません。
    交換の流れとしては、キーボードに装着している既存スタビライザーを取り外し、新しいスタビライザーにルブをしてからPCBに取り付けます。最後はバラしたキーボードを組み立てるという流れです。

    取り外し

    Keychron V1 Maxは、ABSケースのキーボードとしては珍しく、背面からビス止めされているため、比較的分解しやすい構造になっています。
    まずは背面のネジを外し、トップケースを取り外します。
    その後、PCBユニットを取り出しますが、このときPCBに接続されているケーブル類を無理に引っ張らないよう注意してください。

    続いて、キーキャップとキースイッチをすべて取り外します。
    海外の動画などでは、キーキャップ・スイッチを付けたままプレートを外す方法も紹介されていますが、安全性を優先してキーキャップとスイッチを外した状態で分解するのがおすすめです。と言いつつも、私はいつも外すのが面倒で…

    そして、PCB裏面を確認すると金色のネジでプレートまで固定されているので、この金色のネジを外してプレートとPCBを分離します。

    ここまでで、PCBにスタビライザーだけが残っている状態になっているはずです。
    スタビライザーはPCB裏からネジ止めされているので全て外します。
    プレートやPCB表面のホコリ・グリス汚れを一旦クリーニングしておきましょう。

    ルブ(潤滑)

    ルブはスタビライザー交換の肝になる部分です。
    今回使った潤滑材は遊舎工房で販売されている「GPL 205 G0」です。3gもあれば十分で、数台分は使えそうです。

     ルブする箇所についてはこちら

    部位塗る範囲注意点
    ステム側面+内側軸上部は塗らない
    ハウジング内側のスライド面厚塗りNG
    ワイヤー(金属バー)両端と曲げ部分コの字の中央は塗らない

    ステム側面とハウジング内側は、どちらか一方に塗っていれば十分です。
    最初から厚塗りするよりも、少なめに塗って様子を見ながら後から足していく方が安全です。

    ワイヤーのルブに関しては、潤滑剤の容量が10gタイプであれば、ボトルの高さを利用してバーの先端を直接ディップする方法が使えます。
    こちらの方法は、一気に塗ることができて楽ですが、粘度の高いルブを使っている場合は、キーの戻りが悪くなることがあるためオススメしません。

    今回は3gタイプの容器だったので、バーの先端を軽く倒すようにしてルブを少量つけ、そこから筆を使って均一に伸ばしました。
    厚塗りせず、少しずつ塗りながら打鍵感を確認したい場合には、この方法が無難なところです。
    また、ワイヤーの曲げ部分と、ハウジングのU字のツメ(ワイヤーがはまる部分)は擦れ合う箇所なので、ここにも軽くルブを塗っておくと金属音を抑えられます。

    海外Youtuberの動画やNuPhy公式の動画を見ていると、注射器で注入するような方法もあるようです。
    試しにダイソーで化粧品を移し替える用の小さい注射器を買ってきて真似してみたけど失敗しました…。

    組み立てと取り付け

    ルブが完了したら、上記画像のようにステムの向きを確認して、ハウジングにセットします。

    次に、ワイヤーを左右どちらか片方ずつステムのU字溝に差し込みます。少し回転させるように押し込むとスムーズに入ります。
    両側がしっかりはまったら、ワイヤーを軽く上下に動かし、滑らかに動作するかを確認します。

    ハウジングの向きを間違えないように
    ハウジングパッド
    ネジ側の共振を抑えるダンピングフォーム
    ダンピングフォームとネジの間にワッシャーを挟んでいます
    ワイヤーパッド
    ワイヤーパッドには切れ目が入っているので大きさに合わせて使用しました
    ワイヤーパッドには切れ目が入っているので大きさに合わせて使用しました

    動作に問題がなければ、PCBにスタビライザーを取り付けてネジを締めます。
    このとき、ハウジングパッド・ダンピングフォーム・ワイヤーパッドを貼り、ネジは適度に固定するくらいで十分です。強く締めすぎるとフォームが潰れたり、ズレたりするので注意してください。(画像をよく見ると強く締めすぎた箇所はフォームが歪んでます…)

    取り付け後はキーキャップ・キースイッチを全て取り付ける前に、スペースバーなどで押し心地・戻り・ノイズを試して確認します。
    引っかかりやカチャつきがなければ、ルブ量と組み付けが丁度良い状態です。
    調整して良い具合に出来たら、せっかくなのでクリーニングしておきましょう。
    最後はキースイッチ・キーキャップを取り付けて完了です。

    サウンドチェック(ビフォーアフター)&まとめ

    スタビライザー交換前はカチャついていましたが、交換後は明らかにキレイな打鍵音になりました。
    ノイズが大幅に減り、押下時の感触もスムーズで心地良くなりました。
    潤滑材は軽い塗り具合で十分ですが、調整次第で更に静かになりそうです。
    スクリューイン式の安定感も高く、これで心置きなくV1 Maxを使い倒せそうです。

    なぜKeychron V1 Max?

    Keychron V1 Maxは、ファンクションキー(F1~F12)があり、「PGUPやPGDN」などのナビゲーション列とEnterキー列の間に隙間を設けた “セパレートナビタイプの75%レイアウト” が一番使いやすいレイアウトだと感じています(個人的には)。
    隙間のないコンパクトタイプもよく使いますが、どうしてもタイプミスしてしまうことがあるので、VIAで調整して使っています。

    意外とこのセパレートナビタイプのレイアウトは少なく、VIA対応(Mod-Tapで日本語入力切替可能、ワイヤレス時も問題なく動作する)とホットスワップ対応という事も含めて絞り込むと、ほとんどありません…。
    私が所持しているノーマルプロファイルキーボードの中では、Keychron V1 Max とQ1 Max / Epomaker Tide75 / NuPhy Field75 HE くらいしか該当しません。NuPhy Kick75はWindowsでのTap Dance動作が解決すればリスト入り。というくらいです。(Epomakerでもう少しあるかもしれません)

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