2025年4月25日 14時から、CAMPFIREにてクラウドファンディングがスタートしたAngry Miao「AM Infinity Mouse」。今回は、その先行レビューの機会をいただいたので、じっくりと紹介していきます。
AM Infinity Mouseは、 Angry Miao が初めて手がけるゲーミングマウス。最大の特徴は、マグネット式で着脱可能なバッテリーパックが2個付属していて、充電と交換を繰り返すことで、まさに名前のとおり“無限に使える”という点です。
そして、インパクトのある有機的なスケルトンデザインは、人間工学に基づいて設計されていて、デザイン性と快適さを両立しています。
メインスイッチには、TTC Optical Micro Switch V2を採用し、オプティカル(光学式)ながらも、メカニカルのような質感になっています。
さらに、超軽量ボディに加えて、スペック面も抜かりなく、しっかりとフラッグシップ級のPAW3950 + デュアル8Kポーリングレートというハイエンド仕様になっています。
この記事では、そんなAM Infinity Mouseの実機レビューを通して、バッテリー交換の仕組みや使用感、気になるポイントまで詳しくチェックしていきます。
2025/04/25 … 24日19時公開を予定していたところ、昨夜はトラブルがありが延期されていました。そして、先ほど14時にクラファン開始されました!(冒頭の文章は日付のみ修正しました)
そして、一ファンとして限定色のホワイトを購入しちゃいましたw
\ CAMPFIREにて2025年4月25日スタート! /
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Angry Miao「AM Infinity Mouse」の主な特徴
- 着脱可能なマグネット式バッテリー2個付属、無限のバッテリー持ちを実現
- 視覚的にもインパクトのある人間工学に基づいたスケルトンデザイン
- マグネシウム合金フレーム
- 超軽量 49g(バッテリーなし 39g)
- PAW3950 + デュアル8Kポーリングレート
- 30,000 DPI、750 IPS、50G
- TTC Optical Micro Switch V2(耐久性:1億回クリック)
- 3モード接続対応(2.4G / BT / 有線)
- AM Masterによるカスタマイズ(ポーリングレート、DPI、キー割り当て、デバウンスタイム、LOD、RGB設定)
- 技適認証あり、PSEマーク(その他法定表示を含む)表示済み
デメリットという程ではありませんが、右側面の肉抜きが大きいので、気になる方はグリップテープを使った方が良いかなと思います。あと、マウス底面4つ角のマウスソール(スケート)が幅が6mm弱と小さめの設計のなので、サードパーティのソールに交換する際は、サイズに注意が必要です。
開封レビュー(ファーストインプレッション)


まず届いて驚いたのは、外箱はなくブリーフケースに入っているということ。マウスの収納袋も同梱されていますが、そのままブリーフケースに入れて持ち歩けるという代物になっています。
これを持って歩いていたら一瞬「おっ!?」と驚かれるかもしれませんが、可愛らしいロゴマークが入っていて、案外軽くて小さいので、お洒落な雰囲気に。



- AM Infinity Mouse本体×1
- AM INFINITY 受信機(2.4GHz & バッテリー充電対応)×1
- ホットスワップ対応 マグネット式バッテリー(黒・オレンジ)×2
- USB ケーブル 約1.8m(C to C)×1
- USB アダプター(C to A) ×1
- 説明書(英語・中国語) ×1
- 交換用のマウススケート(ソール) ×1
- 滑り止めステッカー(グリップテープ) ×1
- ブリーフケース ×1
- ストレージバッグ ×1





初めて手にとってみて感じたことは、バチクソかっこいい!と言うこと。
今までにない人間工学に基づいた肉抜き(スケルトン)デザインで、新しいもの好きの私としては、これだけでテンション上がっちゃいます。ビルドクオリティも高く高級感のある仕上がりです。
2.4Gレシーバーはバッテリーの充電ドックとしての機能も兼ね備えています。デザインは中央に空洞から基盤が見えるようなデザインで、メカメカしくてサイバー感が溢れています。取り外し可能なバッテリーは、デフォルトで2個(ブラックとオレンジの2種類)付属していて、この2つのバッテリーを交互に使うことで、バッテリーが切れることなく無限に使い続けられます。


マウスの素材は、マグネシウム合金ボディにPC製ボトムシェルを採用。マウスのサイズ(寸法)は「118.0×64.4×39.5mm」。私の手の大きさは男性平均より小さいめの175mmくらいで、手に持った感じとしては、少しだけ高さがあって安心感のある掴み心地です。
重さはバッテリーを外した状態で「39g(実測39.6g)」、バッテリーを取り付けた状態で「49g(実測48.5g)」。有線で使う場合は、バッテリーを外して39gの超軽量で使用することも可能です。
マグネシウム合金の質感は、冷んやりサラサラとしていて心地良い手触りです。WLMOUSE Beast Xと比べて、AM Infinity Mouseの方が少しすべすべしている感じがあります。右サイドの穴は大きめなので、気になる方は付属グリップテープを使うと良いかなと思います。
バッテリーリロードの仕組みとは?

AM Infinity Mouseで一番の推しポイントは、2.4Gレシーバーで充電できるマグネット式バッテリー。まるで弾倉をリロードするような感覚で、バッテリーを交換して満充電ですぐに復帰できるという仕組みになっています。
標準で2つのバッテリー(黒とオレンジの2色)が付属しています。1つはマウス本体で使いつつ、もう1つは2.4Gレシーバーで充電というサイクルにより、バッテリーが無くなってしまうことのない「無限」に使用することが可能なマウスとなっています。
今までワイヤレスマウスを使っていて、バッテリーが切れると有線で使わないといけないという、この問題に苛まれてきました。それこそ一眼レフカメラで長時間撮影の時に、バッテリーを複数用意して回しながら使っていたので、「マウスもこうなればいいのに」と思っていました。
なので、このAM Infinity Mouseの無限バッテリーは、ありそうでなかったと言うか、ワイヤレスマウスの不満を解消した画期的なシステムと言えるのではないでしょうか。
2.4Gワイヤレス接続でのバッテリー駆動時間(目安)
✅ 8Kポーリングレート時の駆動時間 約17時間
✅ 1Kポーリングレート時の駆動時間 約43時間
また、マウスを使っていて気になるのが、高性能であればあるほどバッテリー消費が激しいので、普段はポーリングレートを下げて使ったりという節約をしていました。実際に上記のように、ポーリングレートの設定によって2倍以上の違いがあります。そんな時でも、マグネット式バッテリー採用のAM Infinity Mouseであれば、バッテリーライフを気にすることなく使い続けられます。実際に体験してみると、正直もう全部のマウスに採用して欲しいくらい便利です。




実際のバッテリー交換方法は、至ってシンプル。
指で押さえながら外して、もう片方のバッテリーのマグネット面に近づけると引き寄せられて、カチンと大きな音を立ててくっつきます。
CAMPFFIREの商品紹介では1.2秒で交換できると謳っていますが、職人技のような手捌き…。私が実際にやってみたところでは、2~3秒はかかるかなと思います。(ちなみに、このマグネットのカチンっという吸着音が爽快で、着脱を無駄に繰り返していました。)
また、かなり強力なマグネットを採用していて、公式のYouTubeでは345mlのペットボトルを持ち上げていました。特許取得済みの設計とシームレスに統合されていて、マウス本体4つ・バッテリー側に4つの合計8つの強力なマグネットに支えられているので、使用中にバッテリーがグラついたり、外れてしまうことはないです。
オーガニックな人間工学に基づいた、革新的なデザイン

Lotus Evanora Concept と Lotus Type 79にインスパイアされたデザインとのこと。私は元から公式サイトで情報を得ていたため、何も知らない超ローテクな妻にマウスを見せて、デザインの感想を聞いてみたところ「車みたい、レースとかの車」と。やっぱり伝わるものなんだなと改めてデザインの素晴らしさを実感しました。
また、見た目のデザインだけでなく、軽量化設計思想も受け継いで、マグネシウム合金フレームを採用した軽量化が施されています。バッテリーを外した状態で「39g」になっていて、これは、下の画像のWLMOUSE Beast Xと同じくらい超軽量。バッテリーを取り付けた状態で「49g」になります。バッテリーの有無で重心位置が若干後ろに変わるという印象がありましたが、そこまで気になるほどではありませんでした。
形状デザイン自体は左右対称形状になっていますが、人間工学(エルゴノミクス)に基づいたスケルトン筐体デザインで、左右の肉抜きに違いがあるため、後述の仕様一覧で左右非対称と表記されているのだと思います。
写真ではわかりにくい部分かもしれませんが、メインボタンの触覚みたいになっている部分だったり、オーガニック(有機的)なデザインで滑かな曲線になってます。
そして、このエルゴノミクス形状は、様々な握り方に最適化されているようです。実際にマウスを握ってみると、両側面とも指の位置にフレームがあり、ナチュラルにフィットして安定していました。大胆な肉抜きだけど、なぜか指の位置にフレームがあり不思議な感覚です。
私自身の持ち方を調べたところ少し特殊なようでした。かぶせ持ちの時もあれば、つかみ持ちとつまみ持ちの中間のよう時もあります。いずれにしても、自然な形で掴みやすい形状に仕上がっていると感じました。
上の3枚目の画像のマウス背面を見てわかるように、AM Infinity Mouseのマウスソールは、中央の丸型のものと、4つ角の小さいタイプを採用しています。滑りも良くスムーズな操作感だと感じました。
画像ではいつも使っているWLMOUSE Beast Xとの形状を比較してみました。
〇 AM Infinity Mouse … 118×64.4×39.5mm
〇 WLMOUSE Beast X … 122×62×37mm
AM Infinity Mouseのほうが、2.5mmだけ高さがあり、幅は2.4mm大きくなっています。握ってみると全体的に少し大きくなっているのが実感できるくらいの違いがありました。
長さは4mmも違いがありますが、AM Infinity Mouseが尻切れになっているような形状なので、実際には変わらないくらいだと思います。
また、くびれについては、Beast Xの方が湾曲しているように見えますが、そこまで違いは感じられませんでした。
スペック詳細
メーカー | Angry Miao |
---|---|
製品名 | AM Infinity Mouse |
デザイン | 左右非対称デザイン(右手専用) |
ポーリングレート | 有線 8K / 2.4G 8K |
感度 / 解像度 | デフォルト 1600 DPI、最大 30,000 DPI |
最大加速度 | 50G |
最大速度 | 750 IPS |
スイッチ | TTC Optical Micro Switch V2(1億回クリック耐久) |
センサー | PAW3950 |
充電方式 | ホットスワップ対応マグネット充電 |
バッテリー | 340mAh 2.4G 8Kポーリングレート時の駆動時間 約17時間 1Kポーリングレート時の駆動時間 約43時間 |
入力電源 | 5V=225mA |
接続方式 | Bluetooth / 有線 / 2.4G(底面スイッチを「左 / 中央 / 右」に切替) |
USBポート | Type-C |
サイズ | 118.0mm(長さ)× 64.4mm(幅)× 39.5mm(高さ) |
材質 | マグネシウム合金筐体 + PC製ボトムシェル |
重量 | バッテリーなし:39g(有線モード) バッテリーあり:49g(無線モード) |
デバイスセンター 設定用ソフトウェア | AM Master (ポーリングレート、DPI、ボタンマッピング、デバウンス時間、リフトオフディスタンス、RGB設定のカスタマイズが可能) |
プログラム可能な ボタン数 | 7個 (左/右クリック、ホイールクリック、ホイール前/後スクロール、前/後サイドボタン) |
RGBライティング | マウス本体とドングルのLEDカラーをカスタマイズ可能 |
対応OS | Windows10 以降 / macOS12.4以降 |
実際の使用感

各ボタンについて
メインボタンは、TTC Optical Micro Switch V2(Orange Dot)を採用しています。TTCとして、新開発の光学式マイクロスイッチで、物理的な接点がなく、チャタリングの心配がないうえに、応答速度も速い(有線モードでは約280μs、2.4Gワイヤレスモードでは約650μs)という特徴があります。1年にわたる耐久テストで、1億回のクリック寿命を達成しているそうです。現在このスイッチを採用しているのはAM Infinity Mouseだけのようです。
実際に使ってみた第一印象としては、Omron Opticalよりもクリック感がハッキリしているという印象。Omron Opticalはパチパチとした感じで、AM Infinity MouseのTTC Optical Micro Switch V2は、メカニカルスイッチのようなカチカチっとした感触になっていました。マウスを使っている感が強くてイイです。TTCと言えば、メカニカルのイメージが強いので、どうなんだろう?という不安もありましたが、イイ感じに仕上がってると思います。
スクロールホイールのノッチ感もしっかりしていて、スクロールするとコリコリっとした感覚があります。前後どちらにスクロールしても、特に変なノイズ感などもなく非常に快適です。クリック感は軽すぎるということもなく標準的な重さで、誤操作の心配はないと感じました。
サイドボタンについても、標準的な押し心地だと思います。特筆するとしたら、他のマウスに比べて少し大きく、丸っこい形状になっています。特に戻るボタンの方が大きくなっています。これは人間工学に基づいたデザインによるもので、前後のボタンの違いがわかりやすいというメリットもあります。また、AM Infinity Mouseは高さ39.5mmと余裕があるので、普通に押しやすいと感じました。
操作性について
AM Infinity Mouseは、PixArt製のセンサー「PAW3950」を搭載し、最大30,000DPI、750IPSのトラッキング速度、50Gの加速度に対応しています。ポーリングレートも有線・2.4GHz接続ともに最大8,000Hzのデュアル8K対応となっています。とはいえ、このあたりのスペックは、最近のハイエンドゲーミングマウスでは当たり前になってきています。
ですが、AM Infinity Mouseは49g(バッテリーなしで39g)の超軽量ボディに加えて、独創的なエルゴノミクスデザインと組み合わせることで、実際の操作感として他のゲーミングマウスでは味わうことが出来ない、スムーズで軽快な使い心地の良さがありました。ナチュラルなフィット感と軽さのおかげで、手首や腕が疲れにくく、長時間の使用でも快適に操作し続けられます。
普段あまりゲームをしないのですが、動きの速いFPSなどでも高い精度を発揮すると思われます。軽さと応答性の高さからも、瞬発力を求められる場面には適している設計です。本格的なFPSプレイヤーでなくても、操作のしやすさや反応の速さは体感しやすいポイントだと思います。
また、3モード接続(有線/2.4G/Bluetooth)対応というところも見逃せないポイント。ハイエンドなゲーミングマウスの場合、2.4Gと有線の2モードだけになっていることが多く、普段使いやビジネス用途でも使いたいというユーザーニーズを満たしていると感じました。それに、マグネット式バッテリーで、無限のバッテリー持ちを実現しているので、ゲーミングだけでなく全ユーザーにオススメしたいマウスです。
マウスカスタマイズ(AM Master)
AM Infinity Mouseの設定を変更する場合には、「AM Master(Win/Mac対応)」というドライバーソフトウェアを使用します。AM Masterは、PCにインストールして使用するタイプで、マウス用に個別のドライバをインストールする必要はありません。現在のところ、英語と中国語に対応しています。ちなみに、このAM Masterデバイスセンターを使用すると、AM Infinity Mouseだけでなく、Angry Miaoのほとんどの製品(キーボード、ヘッドフォンなど)を簡単に管理できます。
Angry Miaoの公式サイトからダウンロードできます。

ダウンロードしたプログラムファイルをインストールして起動すると、上記のようなホーム画面が表示されます。左側の三本線メニューから言語設定ができます。中央のデバイスをクリックすると、設定画面に移ります。
こちらが実際の設定画面です。シンプルな画面構成で、マウス下に「Keymap~Save」までがメニュー切替ボタンになっています。難しい設定は特になく、英語ではあるものの、全体的に使いやすいソフトウェアだと思います。
まとめ
AM Infinity Mouseは、単なるハイスペックなゲーミングマウスにとどまらず、着脱可能な独自のマグネット式バッテリーによる「無限のバッテリー運用」という新しい発想で、今までのワイヤレスマウスの問題点を解消した最高の一台でした。
このマグネット式バッテリーは「全てのマウスに採用して欲しい」と思ってしまうほど画期的。「バッテリー切れ」という概念から解放されて「ずっと使っていたい」相棒のようなマウスです。
また、人間工学に基づいたオーガニックで大胆なスケルトンデザインも、見た目のインパクトだけでなく、握りやすさ・操作性含め、最高の使い心地。デザインと機能性を両立した非常に完成度の高い製品に仕上がっていると感じました。
ゲーマーであればジャンル問わず確実に「ガチ買い」です!Bluetoothにも対応してるので、普段使いやビジネス用途も含めた全ユーザーにオススメしたい「間違いない1台」です。ぜひ一度触ってみてほしいですね。




\ CAMPFIREにて2025年4月25日スタート! /
CAMPFIREの「早割500台限定:22900円」、「CF割1000台限定:24900円」と決して安いものではありませんが、これだけパーフェクトなゲーミングマウスで、一般販売予定価格が28900円ということを考えれば、正直言って安いです。
クリエイター向けのマウスで15000円~20000万円するので、クリエイターの私が選ぶとしても、確実にAM Infinity Mouseですね。
ちなみに私は応援購入という名の自分へのご褒美として、限定カラーのホワイトを購入したいな。(限定50台だから買えれば良いけど…)