Epomakerのサイレントスイッチ比較の記事執筆時にAmazonで何か他に良さそうなのないかなと探していたところ、「Keychron Silent K Proスイッチ」が良さそうだったので購入しました。かなり手頃な価格設定になっていて、試しに購入してみても良いかなと思うくらいの価格設定になっています。ただ、安いと打鍵感や打鍵音が微妙なのかなと、少し不安に思いながらも購入して試してみたので、スイッチ選びの参考にしてください。
※この記事を執筆しながら色々と調べていたら、海外公式サイトにKeychron Silent Switch(バナナ軸)が発売されていました。GateronのJupiter Bananaが人気あるので、ちょっと気になるところ。個人的にはタクタイル軸も好きなので、Amazonで取り扱いされたら試してみたいと思います。

1月31日に在庫チェックしたらAmazonでは先週から在庫切れになってしまっているようです。SUPER KOPEKのほうは大丈夫なようです。
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Keychron Silent K Proスイッチのスペック



公式サイトに掲載されているスペックシートを翻訳してまとめました。
商品名 | Keychron Silent K Pro スイッチ |
---|---|
タイプ | リニア |
作動フォース | 45±10gf |
プリトラベル | 2±0.4 mm |
総トラベル | 4±0.4 mm |
動作寿命 | 最大80Mサイクル |
ステム | POM+TPE ダブルショット、MXステム |
ハウジング | トップ:透明なPC(ポリカーボネート) ボトム:Nylon PA66 |
スプリング | スプリングスチール |
ピン | 3ピン |
潤滑剤 | ルブ済み |
SMD LED サポート | 対応 |

公式サイトにあったダイアグラムを確認すると、初動は30gf、ボトムが60gfくらいになっているようです。
総トラベルが少し深めの4.0mm。それに対してプリトラベルがその半分の2.0mmとなっていることから、Keychronのスイッチの中では標準的な設定となっています。
打鍵感・打鍵音
総トラベル4.0mmと深めになっているため、しっかりとした押し込みの感覚が得られるようになっています。作動フォースは45gfと標準的ではありますが、静音スイッチのタイピング感覚としては結構軽めに感じました。また、静音スイッチ特有のシリコンっぽさも少なく、非常にスムーズな打鍵感です。もちろん通常のリニアスイッチに比べれば多少ソフトな感じはあるものの、静音スイッチとしては底打ちが硬質でコツコツとした感覚になっています。底打ち後の跳ね返りも十分な強さがあり、タイピング速度が速くても問題ないと思います。
打鍵音は、YouTube動画を見てのとおり、小さくコツコツ・カタカタという音がします。静音スイッチの中では音のする方だと思います。静音スイッチだからと言って、静かすぎるとタイピングしているという感覚が薄いので、個人的にはこれくらいの音が残っている方がタイピングしやすいと思います。種類が違うので比較対象にはならないかもしれませんが、ノートPCと同じくらいのボリューム(音量)があります。
ちなみに、今回試打するために使ったキーボードは「Ajazz AK820 Pro」です。Epomaker公式サイトのセールで「EPOMAKER Urban キーキャップセット」と合わせて$50くらいでした。アーバンキーキャップはサイドプリントでデザイン的にカッコいいのですが、バックライトが暗いと刻印が見づらいというデメリットがあります。Keychron Silent K Proは、透明なトップハウジングなので、刻印が綺麗に見えるので相性が良いと思います。
※K820 Proは結構使いこんでいてSpaceバーのスタビライザーの調子が悪くなってきていたので、聞き取りにくい部分があるかもしれません。ご了承いただければと思います。
静音構造




Keychron Silent K Proスイッチを分解して確認したところ、ステムガイドの上下にシリコンのような緩衝材が取り付けられているような構造になっていました。ボトムハウジングには特に何の細工もされていないように見えます。たったこれだけですが、十分な静音性を高めることが出来るようです。
スペックを確認して気付いていると思いますが、Keychron Silent K Proは底部3ピンになっています。5ピンが主流なので不安に思う方も多いかなと思いますが、特に問題ない範囲だと感じました。逆にこのクオリティでこの価格帯というコスパを評価するべきだと感じました。
価格帯
KeychronのECサイトは意外とスイッチの種類が多く、KeychronとGateronのスイッチを混同してしまうと、どれが良いのか分からなってしまいます。海外公式サイトでKeychron Silent K Proスイッチの価格帯を確認すると、Gateron G Proより高くJupiterよりは安い設定になっています。
Keychron海外公式サイトでの価格は$26.00、日本公式サイトでは5270円です。AmazonやSUPER KOPEKでは3740円になっています。バラバラでちょっと分かりにくいですね。仮に3740円で購入した場合には、110個入セットで3740円(1個当たり34円)という価格設定なので、静音スイッチとしては破格になっていると思います。
※確認してみたところ、Amazonセール時には3000円を下回るようなので、そこが一番の狙い目だと思います。
まとめ
Keychron Silent K Proスイッチを簡易的にレビューしてみましたが、いかがでしたでしょうか。静音スイッチの中では少しコツコツ系の打鍵感がタイピングしやすいと感じました。無音に近いものを探している方には合わないかもしれませんが、ノートパソコンくらいの音に抑えたいなと考えている方にはオススメの静音スイッチです。そういう意味ではかなりコスパも良く、Amazonでも人気があるようです。実際にAmazonで見ていると「過去1か月で100点以上購入されました」という表示がされています。常に在庫も少なくなっているような状態なので、購入しようと考えている方は在庫がストックされていたら、早めの購入をオススメします。
1月31日に在庫チェックしたらAmazonでは先週から在庫切れになってしまっているようです。SUPER KOPEKのほうは大丈夫なようです。

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