AJAZZ初のフルマグネシウム合金製ゲーミングワイヤレスマウス「AJAZZ AM3 MAX」をレビューします。コンパクトサイズで穴あきデザインのフルマグネシウムというと、他メーカーでも中々に珍しいと思います。WLMOUSE Beast X miniやFinalmouseのSサイズよりも更にコンパクトな設計になっています。そして、ゲーミングマウスとして高性能でありながらも価格は14500円とかなりお手頃な価格になっています。AJAZZ AJ159APEXかなり安い価格設定になっていましたが、AM3 MAXについてもコスパ抜群です。
また、ゲーミングマウスと聞くと、ゲーマー専用のアイテムと思われがちですが、「AJAZZ AM3 MAX」は普段使いやモバイル用途でも非常に使いやすいです。コンパクト・軽量で手に馴染む丸みのあるデザイン、Bluetooth含む3モード(トライモード)接続対応となっています。そして、何より精細でダイレクトな操作感があり、使っていて本当にストレスフリーです。オフィスワークやクリエイティブ作業でも活躍する「AJAZZ AM3 MAX」の魅力をお伝えしたいと思います。
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デザイン・形状

フルマグネシウム合金素材を採用していて、手にとってみるとパールホワイトのようなキラキラしたコーティングがされているため上質な雰囲気だったり、コロッとした形状で可愛らしさもあります。触り心地としては滑りすぎない程度なので、グリップテープも必要ないかなと言う印象。今回のデモ機はホワイトモデルで、使ってみたところ指紋など汚れは目立ちにくいです。また、AJAZZロゴが見える部分に入っていないのでシンプルで好印象です。




穴あきデザインは手の平にあたる背中部分は大胆な肉抜きがされています。さらに後方部分のベゼルと言うのでしょうか、そこは肉抜きされていません。また、指の当たる両サイドや左右ボタン部分はカプセル型の角丸長方形になっているため食い込むことなく掴みやすいと感じました。背面はモード切替、DPI/PR切替ボタンがあるため控えめになっています。
全長112.92mm, 幅57.87mm, 高さ36.25mmのコンパクトサイズで本体重量約49gという軽量モデル。冒頭にも書きましたが、WLMOUSE Beast X miniやFinalmouseのSサイズよりも更にコンパクトな設計ですが、重量としてはそれらより重くなっています。理由としては、大胆だけど控えめな肉抜きだったり、バッテリーの大きさによるところが大きいかなと思います。とは言え、50gを切るマウスであれば十分な軽さだと思います。



形状は左右対称デザインで、マウス中心部を起点とした丸みがあり、両サイドのくびれは少ないため、同じAJAZZでもAJ159APEXとは対照的でコロッとしていて、ぱっと見で可愛らしい雰囲気があります。このサイズ感で尻上がりな形状だったり、くびれが深くなっていると、小ささが際立ってしまうことになるのかなという印象です。
また、AJAZZ初のフルマグネシウム採用とのことなので、ビルドクオリティが心配になるところだと思います。ですが、かなり力を入れて握ったり押したりしてみたところ、特に軋みやガタつきは無いので心配ないです。背中部分は大胆な肉抜きデザインですが、それ以外は控えめになっています。やろうと思ったらもっと軽量化できたのでしょうが、そこはビルドクオリティを保つために控えめなのかもしれません。
実際に使用してみて

まず前提として、穴あきデザインでよく言われている指の食い込みもなく、使いづらいという感じは全くないです。背中部分は大胆にくりぬかれていますが、流石に背中部分に指を突っ込むようなことはないと思います。ただ、同梱物にグリップテープは付属していないのでご注意ください。
サイズ感・形状




そして、私は男性平均よりはほんの少し手が小さいため、手に持ってみるとコンパクトではあるが、しっかりフィットすると感じました。さすがに手の大きい男性だと小さいと感じてしまうと思いますが…。手の小さい女性や子供の場合はジャストサイズだと思います。マウス中央を起点として、コロッとした均一な丸みのある形状が持ちやすい要因になっているのだと思います。また、左右対称で控えめなくびれだったりと、あまりクセのないユニバーサルな設計だと感じました。
各ボタン

HUANO Transparent Green Shell White Dot スイッチを採用しています。メインボタンのクリック音は、マグネシウム素材も相まって、カチカチと言うよりパチパチっとした音がします。ちなみに、同じマグネシウム素材のWLMOUSE × KIBU Beast X 3950 IceBlueKBも似たようなパチパチ系の音になっています。個人的にはとても好きな音で、いつまでもパチパチしていたい感じです。音量は標準的だと思いますが、音のピッチが高めなのでうるさく感じる方もいるかもしれません。
クリック感は、メインボタン・サイドボタンともに鮮明な感覚です。押しにくいとか間違って押してしまうということはないくらいの適度な重さがあり、明確な跳ね返りがあるので使いやすいと思います。ホイールについては、スクロールした際にコリコリと鮮明なノッチ感があります。ホイールクリックの重さは中くらいで、音はうるさすぎず控えめになっています。ホイール表面はゴム系素材で滑りづらくダイレクトな操作感となっています。
ソール


ソールは始めから汎用的なかまぼこ型のものが貼り付けられた状態になっていました。付属品の替えソールはありませんでした。滑り具合は標準的ですが、AJ159APEXよりも摩擦音が少し大きいように感じました。もし気になるようであれば、替えのソールを購入して張り替えても良いかなと思います。KIBU SHOPで取り扱っている丸型の汎用マウスソールは、滑り特化・静音性重視・摩耗性対策の3種類あるので、好きなものに変更できます。価格も1パック160個入りでKIBUSHOPで850円、Amazonで980円と安いのでおススメです。

センサー位置

AJAZZ AM3 MAXのセンサーは中央よりも少し前方に位置しています。そのため、マウス全体のバランスも若干前方寄りになっていると思いますが、バッテリー容量350mAhと大きめだったり、マウス中心部が最高点となる形状なので、使用感としては限りなく中央寄りで違和感のない使用感となっています。
3モード接続

AJAZZ AM3 MAXは、3モード接続対応で有線接続・2.4GHzワイヤレス・Bluetooth接続に対応しています。上の写真のような台形の小さめの8Kドングルが付属しています。ゲーミングマウスの場合、通信の安定性や応答性、コストカットの観点からBluetoothが省かれていることがあります。ですが、外出先などでちょっと使いた場合は、Bluetooth接続に対応していると便利。ちなみに、Beast X 3950には小さい1Kドングルが付属していて、Bluetooth接続には対応していません。
仕事や普段使いとしての使用感
私自身の経験としては、クリエイティブ系の作業が多く、出先でもマウスを使用します。そのため、マウスの重さや精細さも大事になり、長時間使うので疲れにくさも重要になります。その点AM3 MAXは、軽量で高精細、ボタン類のクリック操作も鮮明なので、クリエイティブ系の作業でも正確なマウス操作が可能です。そして、コンパクトで手に馴染む形状なので長時間使っていても疲れにくいです。100均の小さいポーチ等に入れて持ち運べば、外出先でも活躍しちゃいます。
ゲーミングマウスを一般用途やビジネスユースでオススメする方は少ないと思いますが… 実際のところ、ゲーミングマウスを仕事で使うようになってから、マウスでフラストレーションを感じることはなくなりました。意外と仕事で使っているマウスにフラストレーションを感じている方は多いのではないでしょうか。もちろん一般的なマウスでもハイエンドクラスになると様々な便利機能が備わっていたりとメリットがあるため、一概には言えませんが、マウス本来の安定した操作感を優先するのであれば、ゲーミングマウスも十分検討リストに入ると思います。
AJAZZ AM3 MAXスペック一覧(AJ159 APEXとの比較)

AJAZZ AM3 MAXとAJ159 APEXのスペック比較すると、まずはMCUにメジャーなNordic52840を採用していという点が大きく違います。そのため、有線接続時のポーリングレートも8000Hz対応となっています。センサーは、AJAZZ公式サイトに掲載されているモデルを記載していますが、色々と調べてみたところ同じモデルを使用しているようです。PixArt PAW3950APEX-AJはフラグシップセンサーとなっています。その他のスペックを見てもハイグレード(MAX)なモデルとなっています。
約49gのコンパクトサイズのみで14500円という価格になっていますが、ミドルサイズなどが出てきて価格帯も同じくらいであれば人気爆発しそうですね。
メーカー | AJAZZ | AJAZZ |
---|---|---|
モデル | AM3 MAX | AJ159 APEX |
カラー | シャドウブラック、パールホワイト、フレイムレッド | ブラック、ホワイト、ブルー、イエロー |
接続方式 | 3モード(2.4G+有線+Bluetooth5.0) | 3モード(2.4G+有線+Bluetooth) |
重さ | 約49g | 約56g |
サイズ | 112.92 x 57.87 x 36.25mm | 118.3 x 63 x 37.7mm |
本体素材 | マグネシウム合金 (プラスチック弾性アーム) | ABS樹脂射出成形 |
形状 | 左右対称 | 左右対称 |
ボタン数 | 5個 | 5個 |
センサー | PixArt PAW3950APEX-AJ | PixArt PAW3950APEX |
センサー方式 | オプティカル(光学式) | オプティカル(光学式) |
MCU | Nordic52840 Main Control Chip | Pan 1080 |
スイッチ | Huano Green Transparent White Dot 1億クリック | Huanno green 1億回メカニカルスイッチ |
エンコーダ | FSWQ エンコーダ | FSWQ200万回エンコーダ |
DPI | 最大42000DPI※1 | 50-42000 DPI |
ポーリングレート | 有線8K + 無線8K | 有線:1000Hz 2.4G無線:8000Hz |
最大速度 | — | 750IPS |
最大加速度 | — | 50g |
付属ドングル (レシーバー) | 8Kドングル付属 | OLEDディスプレイ付き充電スタンド (内蔵式8Kドングル+GIF動画編集可能、時間表示、マウス設定確認) |
インターフェイス | USB(有線接続/無線ドングル) | USB(有線接続/無線ドングル) |
無線方式 | 2.4GHz、Bluetooth | 2.4GHz、Bluetooth |
バッテリー容量 | 350mAh | 400mAh |
マウスソール | PTFE(テフロン) | PTFE(テフロン) |
パッケージ | マウス本体×1 8Kドングル USB Type-Cケーブル 取扱説明書×1 | マウス本体×1 OLED ディスプレイ付き充電スタンド×1 専用グリップテープ×1 専用マウスソール×1 ケーブル×1 取扱説明書×1 |
その他 | — | ホワイト/ブラック:コーティングなし ブルー/イエロー:つや消しコーティング |
価格 | 14,500円 | ブラック、ホワイト:11,500円 ブルー、オレンジ:11,600円 |
同梱物はコストカットのために必要最低限となっています。ゲーミングでガッツリ使うのであれば、グリップテープやマウスソールは別途購入したほうが良いと思います。
ドライバーソフトウェア
現時点ではKIBU SHOPの商品詳細ページ もしくは、AJAZZ公式サイトのダウンロードページからドライバーソフトウェアをダウンロード・インストールして使用する形となっています。記事公開時は日本語対応していませんが、後日対応するということをKIBU SHOPでアナウンスされています。一通り使ってみたので、そのスクショを残しておきます。





まとめ
今回はAJAZZのAM3 MAXをレビューしました。コンパクト・軽量で使いやすく、デザインもシンプル。ホワイトのほうはミニマルな可愛らしさもあります。ゲーミングでもモバイルでも、どちらでも活躍できる優れたゲーミングマウスだと感じました。穴あきデザイン・コンパクトサイズのマウスは比較対象が少ないため何とも言えない部分がありますが、手の小さい方でコンパクトサイズを探していて、コスパを重視するなら間違いなくオススメです。ゲーミングマウスの入門としてもオススメです。
しかも、価格は14500円なので、ゲーミングマウスとしてはミドルクラスの価格帯ですが、トップクラスの性能なので非常にコスパの良いマウスです。ちなみに、AJAZZ公式サイトでは通常価格$119.99(セール価格$99.99)、国内の他取扱店では若干高い設定になっています。KIBU SHOPの価格設定が狂っているのかもしれません…。
先日発行していただいたKBU SHOP限定の3%OFFクーポンも使用できますので、ぜひKIBU SHOPで「AJAZZ AM3 MAX」をチェックしてみてください。
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アクセサリー類など一部商品を除き、KIBU SHOP ECサイト内全品対象です。