今回は10.1inchディスプレイ搭載メカニカルキーボード「AJAZZ AKP846」レビューします。KIBU SHOPで「男のロマンだ!」で話題になって、10.1inch(解像度1920 x 440px)タッチパネル式(タッチペン付属)というテンコ盛りなキーボードです。
AJAZZからリリースされていますが、元々は今年の3月からVision BoardというキーボードとしてMakuakeでプロジェクトスタートしていたものです。色々とアップグレードされたりしていて、あまり詳しくわからない部分が多いのですが、おそらく同一のものと思われます。
サブディスプレイとしての使い勝手もさることながら、QMK/VIAに対応していたり、HUANO Matcha Latteスイッチを採用していてるため、メカニカルキーボードとしての性能が高く、トータルバランスに優れたキーボードとなっています。EpomakerのGalaxy70でもHUANO製のスイッチを採用していたりと、最近HUANOのスイッチを使う機会が増えてきましたが、お世辞抜きにパフォーマンスが良くお気に入りになっています。
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AJAZZ AKP846 ディスプレイメカニカルキーボード
価格:¥29,000
配送:【日本国内発送】日本国内発送は無料
※詳しくは公式サイトにてご確認ください。
AJAZZ AKP846の主な特徴
- 10.1inch タッチパネル式ディスプレイ搭載
- ディスプレイ横にノブや切り替えスイッチが付いていて便利
- 5層の消音フォームとガスケットマウント
- HUANO Matcha Latteスイッチ(45±8gf)
- ブラックモデルはデザイン性の高いスケルトンキーキャップ
- レトロレッドホワイトモデルはダブルショットPBTキーキャップ
- QMK、VIA対応
- ABS筐体ながら打鍵感が良く、打鍵音もキレイ
- サイズ 371×219×21mm、重さ≈950gと案外コンパクト
- ディスプレイ付きキーボードとしてはコスパ最高
- 打鍵音はキレイだけど少し大きめの音
- 有線接続のみ(ディスプレイ付きなので仕方ありませんが)
- バックライトなし
外観・デザイン
全体的なデザインは、ディスプレイの存在感・インパクトが強く、かなりゴツイ感じに思いますが、カラーにより対照的なものになっています。スケルトンブラックは、SF映画「マトリックス」のようなサイバー感がありつつも、シンプルにまとまっています。レトロレッドホワイトは、名前のとおりレトロなデザインで、ファミコンのようなカラーリング。レトロデザインも好きですが、AKP846はスケルトンブラックの方が個人的には好みですね。
ディスプレイの右サイドには、ボリュームノブとディスプレイOn/Off切替、WIN/Mac切替スイッチがまとまっていて便利。私はあまりやったことがありませんが、ノブの取り外しも可能なので、サードパーティ製ノブに交換可能です。
キーボードのサイズは、 ディスプレイ付きなので大きいとうイメージがありますが、意外とコンパクトで371×219×21mm(重さ約950g)となっています。筐体素材はABS樹脂製で、5層の消音フォームにフレックスカットPC素材のスイッチプレート、ガスケットマウント構造となっており、打鍵感・打鍵音へのこだわりを感じます。そして、タイピングアングルとディスプレイアングルの調整を兼ねて、背面に2段階仕様のキックスタンドが付いています。デスクの高さにもよりますが、2段階目の方がディスプレイの視認性が高まります。
キーキャップ・キースイッチ
先ほども少し触れましたが、カラーモデルによってキーキャップが違います。スケルトンブラックは透過するPC素材となっていて、レトロレッドホワイトはダブルショットPBTとなっています。スケルトンブラックのPC素材の手触りがどのようなものなのか気になっていましたが、キートップだけ素材が違うのかな?と思うくらいのサラサラ感で手触りも良いです。
※プロファイルについては記載無しだったので、スケルトンブラックは実物の形状と高さからCherryプロファイルだとわかりました。レトロレッドホワイトは海外サイトを確認したところOEMプロファイルだと思います。
耐久面や打鍵音などのことを考えてダブルショットPBTの方が良いという場合は、基本的にレトロレッドホワイトを選択すると良いと思いますが、スケルトンブラックを自分好みのダブルショットPBTキーキャップを別途購入して交換すると良いかと思います。
また、スケルトンブラックが透過するのに、バックライト無しなので少し残念。原価設定だったり、バックライトがあるとディスプレイが見づらくなるとか、電力供給の問題があるのか?とも思いましたが、ユーザー目線ではバックライトが欲しかったなと思います。AKP846を使ってみて唯一の不満点かもしれないです。
キースイッチは、HUANOのMatcha Latteスイッチを採用しています。EpomakerのGalaxy70などでHUANO製のスイッチを採用しているので、ここ最近HUANOを使う機会が増えています。あまり日本で流通していないので珍しく感じますが、ゲーミングマウスのスイッチでも有名なメーカーです。打鍵感・打鍵音に定評があり、コスパにも優れていて個人的にイチオシのスイッチメーカーです。
Matcha Latte Switch
タイプ:リニア(5pin)
総合押下圧:45±8gf
ストローク:3.6±0.2mm
作動点:2.0±0.4mm
ファクトリールブ:あり
Matcha Latteスイッチのスペックは以上のような情報しか出ていないので、詳しくは不明ですが、海外サイトの情報では、以下のようになっていました。
・トップハウジング:POK
・ボトムハウジング:ナイロン
・ステム:POM
・スプリング:ステンレス
Matcha Latteスイッチは、かなりバランスが良く打鍵感・打鍵音ともに優れています。クリアでキレイな音が特徴的で、少しトーンとの高いコツコツ系の打鍵音になっています。押し心地はスムーズでボトムアウトがしっかりしているため、軽快なタイピング感覚となっています。ディスプレイのインパクトが強いので、打鍵感・打鍵音は薄れがちですが、タイピング性能も高いキーボードとなっています。
レビュー動画では、Epomaker AULA F75との打鍵音比較をしているので、ぜひチェックしてみてください。
QMK/VIA対応
AKP846は、QMK/VIA対応までしているという中々のこだわりっぷり。ただ、対応してはいるものの、どこを探してもJSONファイルなどの情報が掲載されていないため、以下のリンクから確認してみてください。
\ AJAZZ公式ページ(英語版)ダウンロードセンター /
ページ内の検索バーで「AKP846」と検索するとMAC用のドライバーとJSONファイルの入ったドライバーの2種類が表示されます。ファイルはZIPファイルとなっているので、解凍の際にファイル名が文字化けししてしまいます。文字化けしてても認識していましたが、解凍ソフトを使うことをオススメします。また、最近になってAJAZZ STOREの方でもドライバーファイルがダウンロードできるようにリンクが追加されていましたので、そちらからでも大丈夫だと思います。
\ ページ下部にダウンロードリンクが2つあります /
ファイルをダウンロードしたら、VIAのWebコンソール(https://usevia.app/)にアクセスして、DesignタブのLOADからJSONファイルを読み込ませることで、接続可能となり設定できるようになります。AJAZZ STOREのファイルを解凍したところ、ローカル環境でのVIAアプリがはいっていましたが、インストール不要なWeb版の方で設定可能だったので、そちらを利用したほうが便利だと思います。
まとめ
キーボードにディスプレイなんて付いてなくてもと思っている方も多いと思いますが、ディスプレイを3面使っている方なんかは、AKP846を使う事で1面減らしてデスクをスッキリさせることも可能です。活用方法は工夫次第ですが、レビュー動画にもあるようにYouTube用に使ったり、動画編集・写真編集・開発ツールのサブとして使用したり、単にお気に入りの画像を表示して推し活をするも良し。また、ディスプレイだけでなくタイピング性能も高く、VIAによるカスタマイズ性もあり実用性に優れたキーボードです。
設定方法は特に難しいことはないと思いますが、わからないことがあれば日本語マニュアルも同梱さ入れていますし、KIBUショップによるサポートも可能なので安心して使用できます。
そして価格は「29,000円」という破格設定。他社製品であれば液晶が少し大きいものやUSBハブ機能搭載のもので4~5万円ほどの価格設定なので、コストパフォーマンスも高いと言えます。ディスプレイ付きキーボードを試してみたい、使ってみたいという方にオススメですので、ぜひKIBU SHOPをチェックしてみてください。
以上でAJAZZ AKP846のレビューを終わります。ぜひ、YouTubeチャンネルもチェックしてみてください。
AJAZZ AKP846 ディスプレイメカニカルキーボード
価格:¥29,000
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