今回レビューするキーボードは、超薄型・軽量ロープロファイルのLOFREE Edgeです。前回レビューしたLOFREE Flow84と比較しても、Edgeはさらに薄く、Kailh POMスイッチ2.0に進化し、静かで滑らかなタイピング感覚となっています。そして、デザインや素材、構造もFlowシリーズとは全く異なり、かなり尖った仕上がりです。開封後に初めて触ってタイピングしてみたところ、打鍵感と静音性に驚き、今までのロープロファイルとは一線を画すものとなっていると感じました。
LOFREE Edgeは、2024年4月25日からKICKSTARTERにてプロジェクト開始し、2000人以上のバッカーから支持を得て成功を収めました。そして、日本では、7月12日~31日でまでLOFREE Japan ECサイトにて予約受付していて、8月8日から発送予定となっています。
LOFREE Japan公式ECサイトで購入する場合は、クーポンコード「mastdesign」を入力して購入すると、商品価格が10%オフになります。ぜひご利用いただければと思います。
LOFREE Edgeが価格改定されました。46200円から6600円値下げされて39600円に!
【PR】商品提供:Lofree Japan
LOFREE JAPAN「Edge」
通常価格:¥46,200 JPY
2024年10月24日 価格改定
¥39,600 JPY
配送:送料無料(日本国内のみ配送可能)
※詳しくは公式サイトにてご確認ください。
\ クーポンコード【mastdesign】で10%オフ! /
LOFREE Edgeのオススメポイント
- 超薄型・軽量ロープロファイル
- カーボンファイバー&マグネシウム合金製ボディ
- PCBガスケットマウント
- ロープロファイル Kailh Full POMスイッチ2.0
- 厚さ5mmのThin Dye-sub (薄型昇華印刷) PBTキーキャップ
- 滑らかな打鍵感、静かでキレイな打鍵音
- 技術基準適合証明(技適)取得済み「219-249101」
- 2.4Gワイヤレス接続非対応
- ホットスワップ非対応
外観デザイン
LOFREE Edgeのボディは、軽量・薄型化のため、トップに3K Twill Wave (3Kツイル織り)カーボンファイバー、ボトムにマグネシウム合金を採用。斜めの織り目模様と背面のドットのパンチングが特徴的で、少し近未来的なSF感がありますが、クールにまとまっていてカッコいいデザインです。前作のFlowシリーズはシンプルでミニマルなデザインでしたが、Edgeはサイバー感のあるミニマルデザインになっています。黒のキーキャップにグレーの刻印なのであまり目立ちませんが、SF系フォントのような雰囲気で好みがわかれるところかもしれません。
カラーラインナップは、MetallicシルバーとVolcanoグレーの2種類となっています。Macbook Proのカラーラインナップような感じで、ボトムのマグネシウム合金のカラーが違うようです。本レビュー記事では、Volcanoグレーを使用しています。
3Kツイル織りカーボンファイバーの「3K」は、カーボンファイバーの1つの繊維束に含まれるフィラメントの数で、3Kは3000本のフィラメントが含まれているという事です。「ツイル織り」は斜めの織り目模様の事で、光の反射にって立体感が生まれます。また、強度と柔軟性のバランスも良く、普通のカーボンファイバーよりも柔らかくなっていて、より衝撃を吸収できるようになっています。
アルミニウムキーボードが増える中、Edgeのボディ素材はマグネシウム合金とかなり珍しく、アルミニウムよりも軽い素材の様です。そのため、Edgeは、重さ485gと超軽量仕様になっています。また、手前の最薄部は5.4m、奥側が15mmと超薄型設計になっています。全体のサイズ感は、318mm x 154mmとコンパクトなので、外出時の持ち運び用にもピッタリです。
Lofree Japan ECサイトで、専用スリーブケースが予約販売となっていましたので、大切に使いたい方は、ぜひ一緒に購入しておくと良いと思います。
\ クーポンコード【mastdesign】で10%オフ! /
Edgeを使用する前から、キーボード手前の出っ張りが気になっていましたが、使ってみると意外と機能的だと感じました。記事を書きながらずっと使ってみていますが、この出っ張りが手の平に少しだけ触れるので、パームレストとまではいきませんが、軽く支えになりタイピングをサポートしてくれます。使うまでは少し邪魔になるのでは?という不安がありましたが、思いの外お気に入りポイントになりました。また、この出っ張り部分にバッテリーが埋め込まれているそうです。(次の内部構造の画像で2つに分かれた細長いバッテリーが収納されていました)
内部構造
レビュー動画の方で、いつもは分解して内部構造を確認していますが、Edgeについては、一部粘着テープを剥がさないといけない部分があるため分解しませんでした。そのため、公式サイトの内部構造画像を貼り付けました。
Edgeの内部構造はかなりシンプルなものになっているようです。静音フォームは、シリコーンパッドとIPXEフォームの2層となっています。
また、Flowシリーズ同様にガスケットマウントを採用していて、EdgeはPCBガスケットマウントとなっています。Flowはしなりが少なかったのですが、Edgeは少し柔軟性があり、キーボード全体がたわむような感じです。また、キースイッチは、ホットスワップ非対応で、半田付けされているので、基本的には交換不可です。
キーキャップ
Edgeのキーキャップは、Thin Dye-sub (薄型 昇華印刷) PBTキーキャップを採用しています。キー数は、Flow84と同様に84キーとなっていて、キー配列は最上段のFnキーの割り当ても全く同じです。違いとしては、薄さと形状が異なるものになっていて、ステムホルダー部分を含めて5mmと、ロープロファイルの中でもかなり薄いキーキャップです。形状は少し角ばっていてキートップの表面積が広くなっています。手触りはFlowよりも気持ちサラサラしているような気がしますが、ほぼ同等と言っていいくらいだと思います。
外観デザインで少し触れましたが、キーキャップの刻印には、SF・サイバー系のクールなフォントデザインを採用しています。男性的なカッコ良さがあるので、若干好みが分かれるところかもしれません。また、黒のキーキャップにグレーの刻印で、バックライトが透過しないため、薄暗いところでは少し見づらさがありました。個人的には、コントラストが低くてデザイナーズのような雰囲気で結構気に入っています。
Lune(グラデ)、Meteorite(グレー単色)、Ether(3トーン)という3種類の別売りキーキャップがあり、Edge用のキーキャップで、3種類ともビシッと決まっているので、雰囲気を変えたい方にオススメです。
\ クーポンコード【mastdesign】で10%オフ! /
キースイッチ
キースイッチは、Kailh製 Full POM スイッチ2.0を搭載しています。Flowのスイッチから2.0に進化しています。まずは、スイッチの高さが9.8mmになり、2.1mmも薄型化されています。そして、総トラベル(押し込みの深さ)は、2.4mmになり、0.4mmほど短くなりました。
これだけ薄くなると打鍵感が損なわれてしまうのではないかと心配が出てきます。そう思いながらもタイピングしてみたところ、確かに薄く・浅くなっているという感覚はありますが、非常に滑らかな打ち心地で、コツコツした感じの底打ち感があり、精細でメカニカルな感覚はしっかりと残しつつ薄型化されています。また、Flow84でもかなり静かな方だと感じていましたが、Edgeはさらに静かで正直驚きました。静音スイッチとまではいきませんが、かなり静かな打鍵音です。表現としては、静かなコツコツと言ったところだと思います。これくらいの静音性であれば、外出時や人の多い社内でも全く気にならないと思います。
Kailh製 Full POM スイッチ2.0をここまで高評していますが、1点だけ注意点があります。それは、ホットスワップ非対応となっているため、基本的にスイッチの交換はできない仕様になっています。スイッチプレートやホットスワップ対応ソケットを省略して、はんだマウントを採用しています。薄さを追い求めた結果なので、致し方ない部分だと思います。
ちなみに、スタビライザーは、ねじ込み式PCBマウントスタビライザーとなっていて、ブレが少なく非常に精度の高いものになっていました。
Flowで使用されている同じリニアスイッチのGhostとの比較を表にまとめてみました。
スイッチ名 | Kailh製 Full POM スイッチ2.0 | Ghost Low-profile POM Switches |
---|---|---|
タイプ | リニア | リニア |
ピン | 5ピン | 3ピン |
作動力 | 40±10gF | 50±15gF |
総トラベル | 2.4±0.25mm | 2.8±0.25mm |
作動トラベル | 1.3±0.3mm | 1.2±0.3mm |
スプリング長 | 15.5mm | 15.5mm |
耐久性 | 5000万回 | 5000万回 |
ファクトリールブ | 公式では表記されて いませんがルブ済みです | あり |
素材 | Full POM | Full POM |
スペック一覧(Flow84との比較)
EdgeとFlow84は、デザインや素材・サイズ感は全く異なりますが、スペック的にはさほど差はありませんが、FlowにはなかったLofree Configuratorに対応しているので、キーマップ変更等ができるようになりました。US配列キーボードを使う上でとても嬉しいポイントです。それと、有線接続時のポーリングレートが1000Hzに対応したので、低遅延でレスポンスの高いタイピングやゲーミングが可能です。また、Flow同様にしっかりと技適認証にも対応済みなので、安心してBTワイヤレス接続を使用できます。(2.4GHzワイヤレス接続に対応してくれるともっと嬉しいのですが…)
商品名 | LOFREE Edge | LOFREE Flow84 |
---|---|---|
キー数 | 84個(75%) | 84個(75%) |
ホットスワップ対応 | 非対応 | はい |
NKROサポート | はい | はい |
キーマップ変更 | Lofree Configuratorにて対応 | 非対応 |
スイッチタイプ | リニア | リニア(ホワイト)/ タクタイル(ブラック) |
ファクトリールブ | はい | はい |
バックライトカラー | ホワイト | ホワイト |
サイドライトカラー | ー | 8色 RGB, 3モード |
寸法 | 318mm x 154mm x 15mm 高さ:前5.4mm, 後15mm※1 | 316mm x 126mm x 24.5mm 高さ: 前12.5mm, 後21.5mm※2 |
傾斜角度 | 3° または 6° | 3.9° |
重量 | 485g | 568g |
フレーム素材 | トップケース:3K Twill Wave カーボンファイバー ボトムケース: マグネシウム合金 | アルミニウム合金 |
キーキャップ素材 | 昇華印刷 PBT | 昇華印刷 PBT |
キースイッチ素材 | Full POM | Full POM |
技適認証 | はい | はい |
接続モード | Bluetooth 5.3 & 有線USB-C | Bluetooth 5.0 & 有線USB-C |
ポーリングレート | 1000Hz(USB有線接続時) | 記載無し |
動作OS | Windows, Android, macOS, iPadOS, iOS | Windows, Android, macOS, iPadOS, iOS |
バッテリー容量 | 2,000mAh | 2,000mAh |
充電端子 | USB-C | USB-C |
最大動作時間 | 約130 時間(LED非点灯時) 10時間(LED点灯時) | 約40 時間 |
パッケージ | Lofree Edge キーボード × 1 USB-Cケーブル × 1 予備キーキャップ × 6 ディスプレイスタンド × 1(組み立て式) ユーザーガイド 1 冊 | 1 × Lofree Flow84 Keyboard 1 × USB-C Cable 1 × User Guide |
※2…フットパッド含めてトップフレームの高さを実測
Lofree Configurator(設定ソフト)
LOFREE Edgeは、Lofree Configuratorという設定ソフトに対応しているので、キーマップ変更やマクロ、ポーリングレートなど各種設定が可能となっています。少し使ってみたところ、そこまで難しい設定はありませんでした。ちなみに、有線接続で設定したものが、Bluetooth接続時にも同じ設定で使用できるようになっていました。
ダウンロード先は、海外公式サイトのEdge商品詳細ページの最下部にあります。現在は、Windowsのみ対応しているようですが、Macにも対応する予定とのことです。対応言語については、英語と中国語のみ対応です。
まとめ
今回レビューしたLOFREE Edgeは、KICKSTARTERから3か月足らずで日本での販売がスタート。FlowのAmazonでの取り扱いが2023年12月だったので、早いスパンでの新モデル発売となりました。
LOFREE Edgeは、「最も薄く、最も軽いキーボード」というコンセプトのもと開発されたメカニカルキーボード。カーボンファイバーとマグネシウム合金ボディだけでなく、内部構造やKailh製 Full POM スイッチ2.0、アップグレードされたキーキャップと、全てにおいて薄型・軽量化されました。ホットスワップには対応していないものの、重量・サイズ感・デザイン性・打鍵感のバランスを崩すことなく設計されたLOFREE Edgeは、良い意味で名前のとおり「キワキワを攻めたロープロファイルメカニカルキーボード」ではないでしょうか?(表現として間違っていたら申し訳ありません…)
LOFREE Edgeの一番のお気に入りポイントは、滑らかで軽く、浅く、静音性の高いコツコツした打鍵感・打鍵音です。とても心地良いタイピング感覚なので、いつまでもタイピングしていたいと思えるキーボードです。Flow84(Ghost)のレビューでも滑らかな打鍵感が素晴らしいとか、ロープロファイルとしては一線を画すという表現していますが、Edgeは、また一味違った打鍵感・打鍵音に仕上がっています。
Flowと比較すると、性能や機能、デザイン性、打鍵感・打鍵音など、全く異なるものとなっているので、好みもハッキリと分かれるのでは?と思いますので、どちらが自分に合っているかは判断しやすいと思います。文章では比較しにくいので、ポイントを以下リストにまとめました。
LOFREE Edgeは、日本公式サイトにて7月12日~7月31日まで予約注文となっていましたが、現在は通常販売に切り替わっていて、価格46200円となっています。在庫があればすぐにお手元に届きます。唯一無二のキーボードに仕上がっていて、それだけの価値があると実感しています。ぜひ、LOFREE Edgeを手にしてみてはいかがでしょうか?
以上、超薄型・軽量ロープロファイル メカニカルキーボード LOFREE「Edge」のレビューでした。
LOFREE JAPAN「Edge」
通常価格:¥46,200 JPY
2024年10月24日 価格改定
¥39,600 JPY
配送:送料無料(日本国内のみ配送可能)
※詳しくは公式サイトにてご確認ください。
\ クーポンコード【mastdesign】で10%オフ! /
※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。