当ブログでは、主にキーボードを紹介していますが、現在のところ、その全てが英語配列のUS配列キーボードです。私自身は仕事柄US配列キーボードの方が使いやすいという事で、以前からUS配列ばかり使っていました。たまにWindowsを使う際に日本語配列のJIS配列キーボードを触ることがありましたが、結局使いづらいという結果、WindowsでもUS配列を使うという事になりました。
ただ、一般的にはJIS配列キーボードを使っている方が、ほとんどの割合を占めていると思います。少し前にMakuakeで話題になっていた「日本語配列版 Keychron Q1 Max」ですが、14%オフのフルセットで34,750円(税込)にも関わらず、最終日5月30日で支援総額 約1942万円(サポーター575人)という驚異の結果に終わりました。そこで疑問に思ったんですが、当ブログでUS配列キーボードを紹介したところで、JIS配列キーボードを使っている多くの方の目に留まることは無いのでは?
という事で、今回はUS配列キーボードとJIS配列キーボードの違いを解説していきます。
※かな入力メインです!という方は、さすがにJIS配列一択だと思います。
US配列とJIS配列の違い
上の画像のキーボードはKeychronの代表的なキーボードで、80%サイズ(テンキーレス)の「Keychron K8 Pro」です。こちらのキーボードはJIS配列とUS配列のほか、逆L字EnterキーのISO配列までラインナップされています。こちらのキーボードを例に比較していきます。(※ノートパソコンなどメーカーによっては一部違いがあります)
比較表
キーボードの画像を並べてみると結構違うという事がわかると思います。具体的には、キーの総数、大きさ(形状)、配置が違います。簡単に表にまとめてみましたので、まずはこちらをご覧ください。
US配列(英語) | JIS配列(日本語) | |
---|---|---|
キー数 | 87キー | 90キー |
Backspace | 横長(2u)で押しやすい ホームポジションから近い | アルファベットと同じ1uと小さい ホームポジションから遠い |
Enterキー | 横長(2.25u)で押しやすい ホームポジションから近い | 逆L字で大きい ホームポジションから遠い |
右Shift | 横長(2.75u)で押しやすい | 少し小さい ※場合によっては1uと小さい |
Space | 横長(6.25u) 長すぎて左右のキーが押しにくい | 左右にキーが多いため短い 左右のキーが押しやすい |
Fn行 | Fnだけでなく他も1.25uに 統一されている | キーによって大きさが異なる |
英数・かな 無変換・変換 | なし 「Alt + `」やCapsで代用 もしくはアプリで対応 | あり |
半角/全角 | なし | あり |
¥ | 「\」バックスラッシュで変換 | あり |
その他記号 「;/:」「’/”」「[」「]」「+」「-」「=」「@」「^」「&」「*」など | 合理的にまとまって配置されて 使いやすい | 無理矢理押し込めた感 キーによってはバラバラに 配置されていて使いにくい |
ホームポジションから遠いキーはかなり辛いです。
US配列のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
表示がシンプルで見やすい(混乱しない) 記号キーが使いやすい(プログラミングに必須) ホームポジションが崩れにくい(疲れにくい) ショートカットキーが使いやすい(生産性向上) キーボード選びに困らない(選択肢が多くて楽しい) | SpaceキーやEnterキーが慣れないと使にくいかも 英数・かな、無変換・変換がない(アプリで対応可) ¥がない(「\」バックスラッシュで変換) かな入力ができない |
個人的には、US配列キーボードを使う一番の理由としては、記号キーが使いやすいという部分です。仕事上どうしても記号キーを使う事が多いため、これは必須と言っていいほどです。ただ、この点において私のようにプログラミングやコーディングだけでなく、普段でも同じなのではないでしょうか?
デメリット部分の英数・かな(無変換・変換)がないことで、日本語/英語の切り替えが面倒になります。しかし、簡単に対応させる方法もあり、以前記事にまとめているので、そちらをご覧ください。
あとは、US配列キーボードには、お洒落なキーボードや打鍵感・打鍵音の良いキーボードだったり、ゲーミング特化のキーボードなど選択肢が増えるので、キーボード選びがとても楽しくなります。実際、キーボードを探して見て回っていると、平気で半日過ぎてたり。。。
JIS配列のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
学校・職場などでデフォルト スペースキーが短めで左右のキーが押しやすい 英数・かな、無変換・変換がある 半角/全角がある ¥がある かな入力が使える | Backspaceなどキーが小さい 記号キーの配置が使いづらい ホームポジションから遠いキーがある かな入力を使わない場合、かな刻印が邪魔 |
学校や職場に設置されているキーボードは、大抵がJIS配列キーボードなので、結局のところJIS配列が使えないと厳しいという部分はあります。私自身の経験としても、クライアントのパソコン(JIS配列)を触る機会もあり、そこでおぼつかない感じで操作するわけにもいきません。幸いにも、私のメインのノートパソコンのはJIS配列キーボードなので、どちらも使えるようにしています。
ただ、JIS配列のデメリットについては、US配列キーボードを使ったことがないと実感できない部分だと思いますが、ハード面の理由なので、対策しようにもできないのも事実。対して、US配列キーボードの場合は、かな入力以外は対策できる部分です。
まとめ
ここまで両方のメリット・デメリットを洗い出してみましたが、端的にまとめると
- 「US配列キーボード」は、一度設定していまえば、合理的で使いやすい
- 「JIS配列キーボード」は、デフォルトで誰もが使える
結局のところ、どっちが良いの?と聞かれたら、私は間違いなく「US配列」と答えます。ちょっとした設定をするだけで、効率的に使えるようになるからです。しかし、デフォルトで使えないなら面倒、という人の方が圧倒的に多いと思います。
そのため、現状はどちらとも言えないと思います。これについては、歴史的な背景や様々な意見・論争があると思いますが。。。JIS配列キーボードの普及率が高すぎて、JIS配列を使わないわけにはいかない状況という事です。だからこそ、日本語配列版 Keychron Q1 Maxがヒットしたわけですし。他のキーボードブランドでも、日本語配列版をリリースするような流れが見えてきているので、それはそれで嬉しいことだと思いますが、まだまだ選択肢が少ないので、今後に期待です。
最終的な答えは、「パーソナルな環境でUS配列キーボードを使う」という選択が最良だと思います。ですが、自宅等でUS配列キーボードの使いやすさに慣れてしまうと、職場でもUS配列キーボードを使いたくなってしまいます。最近の職場では、予算内でパソコン含めてデスク周りを好きに選んで購入できるような会社も増えてきていると思いますので、そういった方は、ぜひUS配列キーボードを選ぶことをオススメします。
おすすめUSキーボード10選
ここ最近のおすすめキーボードをまとめてみました。ランキング形式ではありませんが、ここで紹介するキーボードは確実に上位陣で、自信をもってオススメできるキーボードです。他にも紹介したいキーボードが沢山ありますが、まずはこちらの10選を一度ご覧ください。
👆雨音のような打鍵音、極上のタイピング体験
技適取得済みの正規品なので安心
それでいて、Lite系 20,000円~と高コスパ
👆プラスチック系最高峰の打鍵音・打鍵感。デザインもクールでお洒落。
👆スイッチプレートやガスケットなど自由に組み合わせて楽しめるカスタムキーボード
👆Gem80の良いところを継承して、Halo V2として進化
※日本未発売のため、海外公式サイトのリンクです。
👆Epomakerブランド待望のフルアルミニウムモデル
打鍵感・打鍵音が軽快でオススメ
👆有線モデルですが、75%サイズ アルミニウム製キーボード最強コスパ
コトコト系の代名詞ではないでしょうか
👆フルスペック・フラッグシップの絶対王者
上品な打鍵音、タイピングしやすいKSAプロファイル
👆Q1の廉価版モデル(ABSプラスチックハウジング版)
廉価版とは思えないクオリティ
👆ロープロファイル、静かで打上品な打鍵音
👆60%サイズコンパクトで持ち運びに便利
打鍵音はコトコト系
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