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    4. 【レビュー】EPOMAKER Tide75 QMK/VIA アルミニウム メカニカルキーボード

    【レビュー】EPOMAKER Tide75 QMK/VIA アルミニウム メカニカルキーボード

    2024 6/12
    ガジェット キーボード レビュー
    Epomaker
    2024年6月12日2025年2月15日

    今回紹介するキーボードはEPOMAKERから新しく発売された「Tide75 QMK/VIA」です。公式リリースされたばかりですが、EPOMAKERから商品提供していただきましたのでレビューします。今回、発売直後のキーボードをレビューする機会をいただきありがとうございます。

    Tide75は、アルミニウムキーボードの中では比較的安価な部類で高コスパモデルだと思います。アルミニウムキーボードを検討しているという方は、ぜひご覧ください。

    EPOMAKER Tide75 QMK/VIA
    予約販売開始:2024年5月28日
    公式リリース(発売開始):2024年6月10日
    カラー:ブラック※1、ブルー、ピンク、パープル
    ブラック, ブルーの価格:公式サイト $139.99、Amazon(JP) ¥24,558
    ピンク, パープルの価格:公式サイト $119.99、Amazon(JP) ¥21,050

    あわせて読みたい
    Epomakerが遂に技適取得!(技適認証済みキーボードの一覧掲載) いつもレビューしているEpomakerのキーボードですが、最近になってAmazonの販売ページや日本公式サイト(epomaker.jp)で技適取得済みという表記がされるようになりまし…

    ※1…記事公開時点で、ブラックはEPOMAKER公式サイトで予約販売中となっています。

    ※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

    追記2024.10.10

    上の技適認証の記事にもあるように、Epomaker Tide75、Tide65も技適認証取得されています。また、キーキャップとスイッチの選択肢が増えました。フロントプリントのダブルショットPBTキーキャップにZebraスイッチという組み合わせで追加されました。Daihuku Keyboardさんのレビュー動画を見たところ、打鍵音はカツカツした少し硬質な音で少し大きめの底打ち音になっているようです。Zebraスイッチは使ったことがありますが、実際少し大きめの打鍵音になります。

    個人的にはシンプルなボディデザインなので、サイドプリントの方がデザイン的に好みですが、フロントプリントはフォントデザインが落ち着いているので、それもまた良しというところ。打鍵音は完全に好みによるのかなと思います。元々のサイドプリント+レモンスイッチ版は高めのカタカタ系でKeychron寄りの打鍵音。今回のアップグレード版はコツコツ・カツカツ落ち着いた感じも良いです。

    その後、様々なキースイッチを試してみたり、他のキーボードと比較してみたところ、TIDEのボディや硬めのFR4プレート、内部音響構成は比較的高めの音が鳴るということが分かりました。

    ※こちらの画像は公式サイトより

    \ Epomaker公式サイト /

    EPOMAKER Tide75 QMK/VIA

    Epomaker公式サイトで使用できるクーポンコード
    「MASTDESIGN5」を入力して購入すると5USDオフになります!

    【2024新登場】EPOMAKER Tide75 QMK/VIAワイヤレスゲーミングキーボード 75%アルミニウムメカニカルキーボードFR4プレート付きホットスワップクリーミーキーボードBluetooth/2.4Ghz/USB-C RGBバックライト 潤滑済みリニアスイッチ 技適認証取得 (Black Gold, Zebra Switch)
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    ポチップ

    ↑上のブラックがフロントプリント版↑
    ↓下の3色が元々のサイドプリント版↓

    【2024新登場】EPOMAKER Tide75 QMK/VIAワイヤレスゲーミングキーボード 75%アルミニウムメカニカルキーボード プログラム可能なクリーミーキーボード Bluetooth/2.4Ghz/USB-C Win/Mac用FR4プレート付き 技適認証取得(Purple, Lemon Switch)
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    【2024新登場】EPOMAKER Tide75 QMK/VIAワイヤレスゲーミングキーボード 75%アルミニウムメカニカルキーボード プログラム可能なクリーミーキーボード Bluetooth/2.4Ghz/USB-C Win/Mac用FR4プレート付き 技適認証取得(Pink, Lemon Switch)
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    【2024新登場】EPOMAKER Tide65 QMK/VIAワイヤレスゲーミングキーボード65%アルミニウムメカニカルキーボードFR4プレート付きプログラマブルクリーミーキーボードBluetooth/2.4Ghz/USB-C Win/Mac用 技適認証取得(Black Gold, Zebra Switch)
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    【2024新登場】EPOMAKER Tide65 QMK/VIAワイヤレスゲーミングキーボード 65%アルミニウムメカニカルキーボード プログラム可能なクリーミーキーボード Bluetooth/2.4Ghz/USB-C Win/Mac用FR4プレート付き (Blue, Lemon Switch)
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    EPOMAKER Tide75 レビュー|ハイエンド高コスパ アルミニウムキーボード|サイドプリント / Lemonスイッチ|QMK/VIA プログラマブル
    WOBKEY Crush Series PBTキーキャップとNuPhy Night Breezeスイッチでセットアップしてみました
    目次

    EPOMAKER「Tide」シリーズについて

    「Tide」シリーズは、Epomakerの新シリーズで、Tideとは「潮流」や「傾向」という意味があるので、ユーザーの声に応えるべく生まれたシリーズという事だと思います。

    最近のユーザーの人気傾向として、「アルミニウムケース」「ガスケットマウントと音響性能」「ダブルショットPBTキーキャップ」「3モード接続」「QMK/VIAプログラマブル」など、ハイエンドスペックが当たり前のように求められているように思います。Epomakerは、それらの需要に応えるべく、Tide75とTide65をリリースしました。最近のアルミニウムキーボードに求められているものを、余すことなく詰め込んだモデルとなっています。
    これからTide75を詳しく見ていきますが、カスタマイズ性、手頃な価格、高い基準というEpomakerの企業目標を達成しているメカニカルキーボードとなっています。

    EPOMAKER Tide75の主な特徴

    • 75%レイアウト(ノブ付き82キー)
    • QMK/VIA プログラマブル
    • 3モード接続: Bluetooth/2.4Ghz/USB-C有線
    • 6063 アルミニウムケース
    • ミラーPVDバックピース
    • FR4 プレート
    • 5層の音響フォーム
    • OEM プロファイル ダブルショット PBT キーキャップ
    • Lemonスイッチ

    6063アルミニウムケース&ミラー PVD ​​バックピース

    ボディ素材は、6063アルミニウムを採用していて、重量はキースイッチ・キーキャップ含めて約1.8kgとなっていて、一般的なフルアルミキーボードと同等です。普通のキーボードは500g~1000g程度なので、かなり重く感じますが、この重さが安定したタイピングと音響のベースとなります。

    ブラックだけゴールドの縁取り加工がされていて、デザインに高級感があります。ブルーは電気泳動、ブラック・パープル・ピンクは陽極酸化仕上げなので、耐摩耗性・耐久性が高くなっています。ブルーとブラックの値段が高くなっている理由としては、この縁取り加工と電気メッキシェルによるものという事です。

    背面には、EPOMAKERのロゴの入ったミラーPVDコーティングされたボトムプレートが施されています。ボディ自体が少し反射しやすいので、ミラーPVDとの相性も良く、デザインがキレイにまとまっていると思います。

    また、Tide75はEnterキーの横(pgup/pgdnなど)に隙間のあり、方向キーも独立したタイプの75%レイアウトで横幅330mmとなっています。小さいところかもしれませんが、隙間のあるモデルの方がタイプミスが減るというメリットがあります。隙間の無いモデルの方が横幅320mmとコンパクトになりますが、個人的にはタイピングの快適性を優先したほうが良いと思います。

    FR4プレートと包括的なフォームキット(ガスケット)

    FR4プレートはフレックスカットされていて、スペースバー下に当たる部分にシリコーンバーが設置されていました。また、音響フォームは5層になっていて、ハイエンドキーボードでよく見る構成となっています。

    • ポロンPCBプレートフォーム
    • IXPEスイッチフォーム
    • PETノイズキャンセリングパッド
    • ポロンケースフォーム
    • PET絶縁パッド
    フレックスカット FR4プレート
    ポロンPCBプレートフォームとIXPEスイッチフォーム
    PETノイズキャンセリングパッドとPCB
    ポロンケースフォームとPET絶縁パッド

    QMK/VIA プログラマブル

    Tide75は、QMK/VIA対応なので自由にキーカスタマイズしたり、ファームウェアアップデートを簡単に行う事ができます。Tide75を認識させるためのJSONファイルは公式サイトからダウンロードできるようになっています。商品ページ下部にダウンロード先リンクが掲載されています。

    また、レビュー動画にも載せていますが、JSONファイルをLoadする際に、「Use V2」をオフにしないとエラーが出てしまいますので注意してください。それと、分割スペースとして認識される場合があるので、その際はレイアウトを変更しておく必要があります。

    EPOMAKER Tide75 商品ページ
    VIA APP

    3モード接続対応

    最近はこちらの3モード接続(Bluetooth/2.4GHz/USB Type-C有線)もデフォルトで対応していることが当たり前になってきています。もちろんTide75も3モード接続対応です。ポーリングレートは有線/2.4GHz接続で1000hz、Bluetoothで125hzとなっています。また、4000mAhのバッテリーを搭載しているので、長時間使用も安心です。

    しかし、日本においては技適申請中とのことなので、現状は有線接続のみとなります。とは言え、どのような性能なのか確かめるため、「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」というものがあるので、申請してワイヤレス性能を確認しました。

    前にYouTubeのコメントにも入っていたことがありますが、気になる部分はスリープからの復帰だと思います。1分ほどでスリープ状態に入り、その状態からキーを打って1文字目からきちんと入力できました。また、復帰にかかる時間もほとんど気にならないくらいでした。1分で消灯しただけでスリープに入っていないのかなと気になったので、10分くらい放置して試してみましたが、結果は同じでした。

    マグネット収納式の2.4GHzレシーバー
    有線/無線切り替えスイッチ

    キーキャップ

    キーキャップは、ダブルショットPBTキーキャップ(OEMプロファイル)で、サイドプリントはシャインスルー仕様なので、バックライトが点いていると透過して刻印が見やすくなっています。

    下の写真からもわかりますが、2色成型が途中で切れているような形になっています。トップ側の2色成型になっている部分は厚さ1.4mmで、ボトム側の1色になっている部分は1.2mmとなっています。通常のダブルショットPBTキーキャップは1.5mmや1.6mmの物が多いので、若干薄く軽いキーキャップになっています。

    そのため、打鍵感・打鍵音も軽くなっていて、カタカタ系の打鍵音になっています。レビュー動画の中にタイピングしているシーンがありますので、そちらで確認してみてください。

    OEMプロファイルは一般的な形状で、Cherryより少し背が高く、傾斜が若干ついています。クセがなく打ちやすい形状だと思います。私自身はいつもCherryプロファイルを好んで使っていますが、特に違和感なくタイピングできています。SA系のキーキャップを使う事も多くなってきているからかもしれません。

    一点だけちょっと気になった部分があります。それは、Spaceバーの打鍵音が高く(ハイピッチに)なっています。動画ではわかりにくいかもしれませんが、実際に初めてタイピングした時、すぐに気になりました。普通はあまり気にならないかもしれませんが。。。そういう場合は、スペースバーの裏側に滑り止めスポンジや養生テープなどを貼り付けることで緩和できます。この方法は他のキーボードでも使えますし、材料はホームセンターで数百円で売っているので、結構オススメです。
    ※AmazonでSpaceバー用のフォームも売っていますので、気になった方はこちらからどうぞ。

    ※こちらの画像は公式サイトより

    キースイッチ

    Tide75のキースイッチは、Epomaker Lemonスイッチ(リニアタイプ)です。このLemonスイッチはEPOMAKERの新しいキースイッチで、現在、TideシリーズだけがLemonスイッチが選択できます。

    EPOMAKER Lemonスイッチのスペック

    タイプ:リニア
    ピン: 5ピン
    上部ハウジング材質:Pa6
    下部ハウジング材質:Pa66
    ステム材質:POM

    スプリング:22 mm
    作動フォース:40g±2g
    アクチュエーショントラベル:1.6mm
    ボトムアウトトラベル:3.5mm
    寿命:5000万回

    作動フォースが40g±2gと、かなり軽めのスイッチとなっています。試打してみたところ、実際にはスプリングの跳ね返りも適度にあるので、軽すぎるという訳ではなく、軽快なタイピング感覚が得られると思います。ファクトリールブはされていますが、薄めになっていました。

    Lemonスイッチは、ボックスステムを採用しています。軸ブレをチェックしたところ、平均的な感じですが、若干タイトといったところです。

    打鍵音は、MulanスイッチやLeobog Reaperスイッチと比較してみましたが、この2つの中間という感じです。アルミ製キーボードではコトコト系が多くなっていますが、Tide75はキーキャップ・キースイッチ共に軽いので、とても軽快なタイピングができます。

    スペック一覧

    キー数82キー + ノブ
    アンチゴーストNKRO
    ケース素材6063 アルミニウム
    アルミケース仕上げブルー:電気泳動/Electrophoretic
    ブラック・ピンク・パープル:陽極酸化処理/Anodized
    接続方式Bluetooth, 2.4GHz Wireless, Type-C有線
    RGB南向き RGB LEDs
    ホットスワップ可
    プレート素材FR4
    スタビライザー・タイププレートマウント
    ソフトウェアの互換性VIA, QMK
    バッテリー4000mAh
    キーキャップダブルショットPBT(OEMプロファイル)
    シャインスルー・サイドプリント
    重さ1.8 kg
    寸法330 x 146 x 21.5 mm
    フロントの高さ21.5 mm
    同梱物キーボード
    マニュアル
    Keycap/Switchプラー
    2.4GHzレシーバー(ドングル)
    Type-Cケーブル
    六角レンチ

    まとめ

    今回、Tide75をレビューしてみましたが、Epomakerブランドのフルアルミのキーボードは珍しく、スペック的にもフルスペックのハイエンドキーボードで、Epomakerの勢いが垣間見えるキーボードだと感じました。また、Spaceバー下の吸音シリコーンや、Enterキーの横に隙間をのあるタイプの75%レイアウトなど、随所にユーザーの声を取り入れているなと感じられる部分があります。

    Tide75は、フルアルミニウムで本体はずっしりしていますが、打鍵感・打鍵音は軽快なキーボードとなっています。また、上から見ると無刻印のように見えますが、シャインスルーのサイドプリントが特徴的です。大抵のキーボードが通常刻印版を出してから、サイドプリント版をリリースする流れですが、Tide75/Tide65は始めからサイドプリントのみとなっています。サイドプリントのみだと一般ユーザーは選択しづらいと思いますが、そこで勝負してくるEpomakerには潔さを感じます。

    ここ最近、他キーボードメーカーでも75%フルアルミニウムが続々と発売されていて、どれが良いのか正直わからなくなってしまいます。一般的な価格帯は、17,000円から40,000円くらいまでなので、アルミニウムキーボードの中では比較的安価な部類で高コスパモデルだと思います。それでいて、ユーザーニーズをしっかり反映していて、とてもバランス感の良いキーボードだと思います。

    現在、Epomakerでは6月7日~24日までMID-YEAR セールフェスティバルを開催しています。6月3日時点で記事にまとめているので、下記「あわせて読みたい」関連記事をチェックしてみてください。さらに、6月18日から大規模なセールを行うという情報があります。詳細はまだ不明ですが、割引対象キーボードが増えるという事だったので、期待して待ちたいと思います。追加情報があれば本記事に追記もしくはX(@MastDesign723)にてお知らせします。

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    EPOMAKER Tide75 QMK/VIA

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    ※ワイヤレス性能の確認は、総務省に技適未取得機器を用いた実験等の特例申請しております。Tide75は技適未取得のため有線接続での使用となります。(2024年6月12日現在の情報では、技適申請中とのこと)
    2024年9月末に技適取得されました!

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