Web制作現場でのPC環境を紹介しましたが、久しぶりにマウスコンピューターのパソコンを見てたところ、ゲーミングPCブランド「NEXTGEAR」が中々のスペックで良いなと思ったので、クリエイティブ向けの「DAIV」と何が違うのか調べてみました。比較のためにまずは、NEXTGEARの主な仕様などを紹介してから、DAIVを見ていこうと思います。
NEXTGEARのスペック紹介
OS:Windows 11 Home 64ビット
CPU:AMD Ryzen™ 7 7840HS プロセッサー
グラフィックス:GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU
メモリ標準容量:32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD:1TB (NVMe Gen4×4)
パネル:16型 液晶パネル (ノングレア / 165Hz対応)
無線:Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵
保証期間:3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
価格:189,800円(税込)~
スペック的には申し分ないというか、モリモリ過ぎて驚きました。。。Web制作系のクリエイターであれば十分なスペックだと思います。CPUは「Ryzen5 7535HS」か「Ryzen7 7840HS」となっています。CINEBENCH R23 Multiの結果も最上位モデルの「NEXTGEAR J6-A7G60GN-A」のスコアは、結構良いと思います。しかも、価格が「NEXTGEAR J6-A7G60GN-A」189,800円(税込)~と、かなり安いと思います。スペックだけ見ると完全に買いの商品だと思います。
ただ、クリエイティブ系で必要な部分を細かく見ていくと、ちょっと気になる点がいくつかありました。
ITmediaのこちらの記事に掲載されていましたが、sRGBカバー率が低いようです。公式サイトの商品ページには記載されていないので、詳細は分かりませんが、正直なところデザイン制作や画像編集、動画編集など、色再現性が求められる作業には厳しいと思いました。
また、バッテリー動作時間が6時間となっており、ちょっと不安になるかなと思います。外出先で電源のない環境で使うことも多々あると思いますので、仕様上の理論値として10時間以上は欲しいところです。
あくまで、クリエイティブ系で使うなら厳しいという話であって、元々のゲーミングコンセプトとしては、かなりコスパが良いので完全にオススメです。
DAIV Z6-I7G60SR-Aのスペック紹介
「DAIV Z6-I7G60SR-A」には、もうワンランク上のDAIV Z6-I9G70SR-Aもありますが、今回は「NEXTGEAR J6-A7G60GN-A」との比較のために、同じくらいのスペックの「DAIV Z6-I7G60SR-A」を選択しました。Web制作用途であれば十分なスペックとなっています。むしろ、サブ機であればワンランク下のDAIV Z6-I7G50SR-Aでも良いくらいです。
OS:Windows 11 Home 64ビット
CPU:インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー
グラフィックス:GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU
メモリ標準容量:32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD:1TB (NVMe Gen4×4)
パネル:16型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / Dolby Vision対応)
無線:Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵
保証期間:3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
価格:289,800円(税込)~
主な仕様は、パっと見は「NEXTGEAR J6-A7G60GN-A」と何が違うの?という感じですが、詳細スペックを比べてみたところ、違いのある部分だけピックアップしてみました。
CPU | インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー |
---|---|
液晶パネル | 16型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / Dolby Vision対応) 解像度:2,560×1,600 (WQXGA) |
インターフェース 端子 | USB3.0 (5Gbps)×2、USB3.1 (10Gbps)×1、Thunderbolt™ 4×1 外部ディスプレイ:右側面 HDMI×1、Thunderbolt 4×1、左側面 USB3.1 Type-C×1 無線:Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 サウンド:左側面 (ヘッドホン出力・ヘッドセット/4極(CTIA準拠)×1) |
WEBカメラ | 前面:200万画素 (Windows Hello対応) |
キーボード | 日本語キーボード (101キー / キーピッチ約19mm / キーストローク約1.2mm / ホワイトLED / JIS配列) |
スピーカー | ステレオ スピーカー(内蔵 / Dolby Atmos対応) |
マイク | デュアルアレイマイク(内蔵) |
バッテリー | リチウムポリマー(バッテリー内蔵式、着脱不可) バッテリーマネージャーによる充電容量の設定が可能(100% / 75% / 50%から選択) ACアダプター:180W (20V), AC100V (50/60Hz) 動作時間 (JEITA測定法 Ver.2.0):約 16時間 |
本体重量 | 約1.60kg |
インターフェース・端子の部分でDAIVにLANポートがありませんが、そのほか、上記リストの部分は「DAIV Z6-I7G60SR-A」のほうが上位スペックとなっています。細かく見ると結構違いがあるという事に気づきました。また、価格は289,800円(税込)~となっており、「NEXTGEAR J6-A7G60GN-A」と比べると結構高くなってしまいます。
ベンチマークを調べてみたところ、「Core™ i7-13700H プロセッサー」の方が高いスコアになっています。また、「NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU」搭載なので、従来モデルよりも最大25%性能向上しているという事です。
液晶パネルは、sRGB比100%の広色域パネルなので、クリエイティブ系の写真・動画編集やCAD・WEBページの作成、イラスト作成も安心です。解像度も2,560×1,600 (WQXGA)なので、広い作業領域を確保できます。クリエイティブ系のソフトウェアは、作業領域が広ければ広いほど使いやすいため、フルHD(1,920×1,080)ではなく、WQHD(2,560×1,440 )以上をオススメします。いわゆる2Kディスプレイというやつです。ちなみに、ディスプレイのリフレッシュレートは「90Hz」もしくは「48Hz」のようです。
また、先ほどNEXTGEARで懸念していたバッテリー動作時間ですが、「DAIV Z6-I7G60SR-A」は約16時間となっているので、よほど負荷のかかる作業をしない限りは、外出先でも十分使えると思います。また、ACアダプタが軽量化されているので、持ち運びすることを考えると、出来る限りスリムで軽い方が良いので助かります。USB Type-CのPD100W対応充電が可能で、USB PD 100W対応 AC充電器は、約193gで通常のACよりもさらに軽量なので、極力荷物を減らしたい方はおすすめです。
そのほかにも、キーピッチ約19mm / キーストローク約1.2mmなので、一般的な標準キーになっているので、無難に使いやすいと思います。変に小さくなっていたりすると打ちづらいので、そこも安心して使えるポイントだと思います。
ただ、テンキーは要らないかなと個人的には感じます。テンキー有りだと、どうしてもホームポジションが左に寄ってしまうので、タイピングしにくい感じがありますし、トラックパッドを無効にしないと誤作動するしで。。。
欲を言えば、テンキーレスのUS配列を選択できるようにして欲しいです。ほとんどのBTOメーカーがJIS配列なので、US配列を選択できれば、結構差別化になると思います。
マウスコンピューター
DAIV Z6-I7G60SR-A
OS:Windows 11 Home 64ビット
CPU:インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー
グラフィックス:GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU
メモリ標準容量:32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD:1TB (NVMe Gen4×4)
パネル:16型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / Dolby Vision対応)
3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
マウスのお得な分割払い 36回まで金利手数料が無料!
クリエイター向けPCだけでなく、ノートパソコンを購入するうえで重要なポイント
- CPU性能
- GPU性能
- 液晶パネルの色再現性
- インターフェースの拡張性
- バッテリー性能
以上の5つのポイントは、必ず確認するようにしています。あと、YouTubeなどで実機レビューされているのであれば、ファンの静音性能もチェックしたほうが良いです。ノートパソコンを外で使っていて、ファンが煩いと結構つらいので。。。
こうやって比較すると、クリエイター向けPCは、きちんとクリエイター向けに作られているんだなと実感します。クリエイター向けの「DAIV」は個人的に気に入りました。他社PCメーカーと比べてもコスパが良いと思います。ちなみに、現在
もちろん、サブPCとして使うのであれば、クリエイターモデルではなく、一般向けモデルやビジネス向けモデルでもOKだと思います。実際に会社のDELL Inspiron14の10万円前後のモデルでも、Photoshopくらいであれば、重い処理をしなければ普通に使えます。なので、最終的には自分の求めるスペックと価格のバランスが重要だなと思います。
最後に、マウスコンピューターの公式サイトでは、用途・目的から探すなどジャンル分けされていて、とても見やすいので興味のある方は、一度公式サイトで確認してみてください。
そもそも、「クリエイター向けやゲーミングPCをノートPCに求めるのはどうなんだろう?」という見方もありますが、結局外で使うときにパワー不足だとストレスになるので、ノートPCもある程度パワーがあった方が良いです。もちろん、職場や自宅ではデスクトップを使った方が確実に良いので、今度はデスクトップPCを紹介したいと思います。
※画像はマウスコンピューター公式サイトより
※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。