

自宅のパソコン環境がWindows11のノートパソコンをメインで使っているので、外部モニターとキーボード・マウスという状況になっています。たぶんこの環境の方は結構多いと思いのかなと思います。その場合、ノートPCのキーボードはJIS配列で、外付けキーボードはUS配列になってしまいます。
「外付けキーボード us配列」といったキーワードでこの記事に辿りつく方が結構多いようなので、US配列キーボードを快適環境で使えるようにポイントを少し追記しています。また、2025年2月27日に記事内容を一部修正、パターン③ USkey2JPを追加しました。
QMK/VIA対応キーボードを使用している場合は、こちらの記事もぜひご覧ください

パターン① Windows設定からレイアウト変更(都度再起動)
Macの場合は、キーボードの初回接続時にUSとJISを認識してくれるので、特に難しいことは無いんですが、Windows11の場合は「言語と地域 > 日本語(3点メニュー) > 言語のオプション > キーボードのレイアウトを変更する」からキーボードの切り替えをしなければなりません。

こちらの方法では、日本語キーボードと英語キーボードの接続を切り替えるたびに、再起動が必要になるため非常に面倒です。ノートパソコンを使っている場合は正直面倒です。
パターン② ULE4JISでUS配列キーボードをエミュレート
「ULE4JIS」は、上記画像の設定画面のハードウェアキーボードレイアウトは「日本語キーボード」のままで、ULE4JISを起動してエミュレーション開始すると、英語キーボードとして扱ってくれます。このアプリを使えば面倒な再起動は必要なくなります。
外出先などでは、外付けのUSキーボードではなく、ノートPC本体の日本語キーボードを使いたい場合は、タスクバトレイアイコンから「エミュレーション停止」するだけで、通常の日本語キーボードに戻ります。

キーボードを色々と使うようになってからというもの、オフィスでも自宅でも、このアプリを必ず入れて使うようになりました。
※長時間使用だったりスリープ復帰後に、アプリがバグってしまうことがあります。アプリの再起動をすることで正常に戻りますが、ちょっと使いづらいので修正されることを願っています。
パターン③ USkey2JPでUS配列キーボードをエミュレート【オススメ!】
先日NuPhy JapanのX(Twitter)で紹介されていたエミュレーションツールがあり、丸1日使用してみたところ特に問題なく動作していたので、本記事に追加で紹介しようと思います。そのソフトウェアというのは「USkey2JP」というエミュレーターです。開発元は、Musashino Software (@mssoftjp) さんというソフトウェア開発をしている個人の方です。NuPhyのキーボードを購入したことをきっかけにスクラッチ開発したそうです。凄いです。
USkey2JPは、いたってシンプルなソフトウェアで、インストール不要でアプリを起動しておくだけです。オンオフはタスクトレイアイコンのクリックのみ。


今までパターン②のULE4JISを使用していましたが、長時間使っていたりスリープ後の復帰でバグってしまうことがありました。USkey2JPでは、今のところ特にそういった症状は出てきていませんでした。もう少し使ってみて問題があれば追記していこうと思います。
追加設定①「Alt」キーでひらがな・半角英数字の切り替え(追記あり)

USキーボードを使っていると、「半角/全角」キーや「無変換」「変換」キーがないので、ひらがな・半角英数字の切り替えが面倒なことになっています。キー数・配置にもよるんですが、デフォルトでは「Alt」+「`」だったり「Alt」+「Fn」+「`」で切り替えることになります。いちいちそんな組み合わせで切り替えてられないです。
Macみたいに「スペース」キーの両サイド「英数」「かな」での切り替えや、「Cmd」キー空打ちでの切り替えできないかなと、ちょっと調べてみたら「alt-ime-ahk」というアプリで解決できるという事でした。
「alt-ime-ahk」を使うと、スペースバーの両サイドの「alt」キーで「英数」「かな」での切り替えができるようになります。
「左alt」=「英数」、「右alt」=「かな」となります。
※リンクを開くとGitHubのページが開くので、「使い方」欄にダウンロードリンクがあります。
※追記:2024年4月20日
ChromeやEdgeなどでブログ記事編集中に「Alt 単押し」で英数/かな切り替えすると、メニューバー(右上3点メニュー)が選択されてしまい入力できなくなることがあります。その他のソフトウェアでも同じ現象になることがあり、これが結構煩わしくて、他のキーとの組み合わせでの入力は有効のまま、単独の「Alt」キー単押しのみ無効化してくれるソフトがありました。
以下リンクからダウンロードできますのでどうぞ。
追加設定② スタートアップに登録して自動起動
「ULE4JIS」と「alt-ime-ahk」のショートカットを、スタートアップフォルダに追加しておくと、Windows起動時に自動起動できるので便利です。
スタートアップへの登録は、「Win」+「R」で「ファイル名を指定して実行」を起動 > 「shell:common startup」でスタートアップフォルダを開いて、ショートカットファイルをコピペして完了です。
あとは、使用キーボードに合わせて、それぞれのアプリをオンオフ切り替えればという感じです。
おまけに、JIS配列キーボード「無変換・変換」キーで入力切替
ここまではUS配列の内容でしたが、JIS配列のキーボードで「無変換・変換」を「英数・かな」の切り替えができると便利なので、その設定方法も紹介します。
※Windows11の場合

とは言え、そんなに難しいわけではなく、IMEの設定からキー割り当てができるようになっています。
- タスクバーの右側のIMEアイコン「A」or「あ」を右クリック >「設定」でMicrosoft IMEの設定画面ポップアップ
- メニューの「キーとタッチのカスタマイズ」に進む
- 上記画像の「キーの割り当て」で「無変換キー ⇒ IME-オフ」「変換キー ⇒ IME-オン」
以上で設定完了です。外出先などでノートパソコン単体で使うこともよくあるので、こちらの設定をしておくと便利です。
QMK/VIA対応キーボードを使用している場合は、こちらの記事もぜひご覧ください


